まず初めに、施工範囲の 始まりと終わりの位置確認、
そして、仕上がりの高さと 斜度の確認を行います 。
施工範囲を改めて確認したら、早速掘削の開始です。
掘削の深さは25cm。
しかし重機で25cmぴったりにいきなり彫ることは難しいので・・・。
まずは、大まかに25cmの 深さに掘ったら、
レーザーと計測器を使いながら、全体的に25cmの深さになるよう、
都度都度確認していきます。
こうして全体の掘削が完了したら、
次に地盤となる土部分を機械で 平に均していきます。
この土台の均しに凹凸や不備があると、
後々のアスファルト割れなどに繋がりやすくなってしまうので、
念入りに行います。
全体的に砂利を敷いて、これもしっかりと転圧していきます。
この砂利転圧の役割は主に次の3点。
・地盤の強度の補正
・排水性の補強
・地面の高さの調整
また、寒冷地では”凍み上がり”対策としても有効です。
凍み上がりとは、厳寒期の寒気によって、
土中の水分が凍結し、体積が増えて地面が持ち上がってしまう現象です。
この時、砂利を地面とアスファルトの間に敷いていれば、
地面が持ち上がっても、砂利同士の隙間が押し広げられるだけで、
アスファルトへの影響を小さくすることができるのです。
その為、この砂利を入れる深さが浅ければ浅いほど、
アスファルトは割れてしまいます 。
暖かい南側の施工で砂利の深さは15cm。
北側の光が射すような場所であれば、20cm~30cmほど、
砂利の敷き詰めが必要です。
砂利の転圧も終わったら、
いよいよアスファルトの流し込みです。
アスファルトを流し込んですぐは、まだまだ緩く変形しやすいので、
このアスファルトをしっかりと転圧して、表面を固めて完成です!
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