はじめに、既存の玄関ドアの取り外しから行います。
そして、本格的な施工を始める前に、玄関を汚さない様に
しっかりと養生をいたします。
次に、既存の玄関ドア枠に設置されている
ラッチやその受け、デットボルトやストライクと言われる金具を取り外します。
これらの金具は、その厚さは1mmに満たないものですが、
カバー工法で新たな枠を取り付ける際には障害となるためですね。
またドア枠の下の溝部分には、
長年の砂や埃が溜まっていることも多いので、これを掃除します。
周囲がきれいになりましたら、新しい枠の取り付けです。
カバー工法で取り付ける枠は、事前に寸法測り工場で作成されてきます。
この新しい枠を玄関の枠にはめ込み、
水平器やレーザーを持って 正確な取り付けを行います。
というのも、既存の玄関ドアとその枠が、
必ずしも水平/垂直に取り付けられているとは限らないからです。
現に今回のご依頼、
今回ご依頼玄関も、左端と右端で 2 mm の 高さの誤差がありました。
こうした誤差も正確に測り、
スペーサーという高さを調整するための硬化プラスチック板を
随所に挟み込んで行きます。
上下左右をしっかりとスペーサーを持って調整をしましたら、
この隙間をシーリング で コーティングいたします。
しっかりとしたコーティングが出来たら、玄関ドアの外枠を取り付けます。
この外枠は、既存のドア枠も新しいドア枠もまとめて包み込む様に取り付けられます。
外枠もしっかりと固定したら、
最後に外壁と外枠との間の隙間も、またシーリングを使って埋めていきます。
上下左右しっかりと、水などが一切入らないようなシーリングを行い、
最後にドアの締り具合の確認を行い、
お客様へのご説明とお引き渡しになります。
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