安曇野市でトイレの入れ替え工事を行いました。

１階、２階２カ所にトイレがあるお家で、２階のトイレから水漏れがあり交換することに。新築時から２０年近く使っているトイレなので、１階も同様に老朽化しているということで、同時に交換工事を行いました。

２階にはTOTOのGG３便蓋自動開閉機能付き、寒冷地仕様を、１階にはPanasonicのアラウーノV３便蓋自動開閉機能付き、寒冷地仕様をそれぞれ取り付けました。なぜ１階と２階で違う機種を取り付けたの？と思う方もいらっしゃるかと思います。値段ならアラウーノを２カ所に付けるほうがお安くできます。でも２階にはTOTOのGGを取り付けています。その理由を含めて今回のトイレ交換工事の様子をご紹介します。

工事を始めるにあたり、水を止めないと古いトイレの撤去、新しいトイレの繋ぎ込みができません。外にある止水栓でトイレの水を止めます。止水栓はトイレや浴室、台所と給水があるところそれぞれについていますので、工事中家全体が水が止まるということはありませんのでご安心ください。

水を止めてタンクの水を流すと、タンクには給水されないので空になります。しかし、便器内には水たまりという水が溜まっています。この水を灯油を入れるときなどに使うシュポシュポで排出します。タンクや便器に水が残っていると重くて運ぶのが困難なこと、衛生上工事がやりにくいことが理由で水を払います。

既存のトイレは陶器の便器、陶器のタンク、樹脂の便座の３つのパーツに分解することができます。運びやすいので分解してパーツ一つ一つばらして撤去します。

便座、タンクを撤去したら便器を撤去します。

床に固定されているので左右の奥側、手前正面のビスを外すと動かすことができます。陶器製の便器なので重いです。今回のトイレはそこまで古くないので一人で運べる程度に重いのですが、もう少し前のトイレはかなり重いです。２階から古いトイレを運ぶのに二人がかりで運ばなければならない場合があります。落とすと床が傷ついたり、掃除が面倒なので身長に運びます。

トイレを撤去するとトイレ室内には何もなくなるので、床のクッションフロアの貼り替えや壁のクロスの貼り替えが唯になります。今回は内装工事は行いませんでしたが、お得なトイレ交換+内装工事のパックプランもご用意しているのでお問い合わせください。

新しいトイレの取り付け位置を決めるために付属の型紙で取り付け金具を付けます。床に空いている排水口は移動することができないので、この排水溝を基準に型紙をセットします。昔は排水口の位置に基準がなかったので、トイレの機種によって様々な位置に排水口がありますが、今は奥の壁から排水口の中心が２０㎝という基準があります。２０㎝ではない排水位置の場合は排水ジョイントのフランジがリフォーム配管に変わります。下見の段階で排水位置は確認して部材を用意しますのでご安心ください。

そのフランジを取り付けます。

今回のお家の排水芯は２０㎝の標準だったので、標準フランジで大丈夫でしたが、もしリフォーム配管に替えないといけない場合は１万円ほど追加料金がかかってしまうのでご了承ください。

手前に見えているのが便器を取り付ける金具です。型紙で位置や角度を合わせて取り付けます。

取り付けの固定金具に新しい便器を固定して、左右の奥側にあるビスも止めます。便器は３か所のビスで床に固定します。

便器を基準に便座を取り付けます。今回タンクは便器と一体化になっているので便器と便座を取り付ければ本体の取り付けは終わりです。

今回のトイレは壁付けのリモコンで洗浄、洗浄便座を作動させます。リモコンはコードレスなので使いやすいところに自由にといるtけることができます。利き手、身長、便器との距離などでちょうどいいところをご指定頂き、そこにリモコンを取り付けるベースを固定して、リモコンを取り付けます。

給水を繋ぎこんで、試運転をして問題なければ取付工事終了です。

TOTOのGG３は便蓋が自動で開け閉めできる機能が付いています。感染症が怖い昨今、この自動開閉機能が付いた便座が人気です。この機能がないものもあるので、ご予算に応じてお選びください。

１階のトイレも２階と同じ工程で交換工事を行っています。

ただ、機種は２階がTOTOのGG３なのに、２階はPanasonicのアラウーノV３です。なぜ同じ機種を付けなかったのでしょうか？ちゃんと理由があります。アラウーノはタンクがない直圧タイプんトイレです。タンクがないので後ろがすっきりしていて、お掃除も楽なのですが、直圧なので一定の水圧が必要です。水圧が足りないと洗浄時に汚物が残ってしまったりします。１階のトイレは基準の水圧がある場合が多いのですが、２階はそこまで水を上げなければいけないので、どうしても水圧が低くなってしまいます。事前に水圧を点検して機種をご提案するのですが、今回は残念ながら２階のトイレは水圧が足りませんでした。そのため、直圧のトイレは使えず、タンク式のTOTOのGGシリーズを取り付けました。ただGGシリーズはロータンクタイプなので見た目はすっきりしています。

水圧を測ってトイレをご提案している会社は少ないと思いますが、年間で１００件以上のトイレ交換工事を行っている弊社なので、そのあたりは経験豊富です。ぜひトイレ交換は弊社にお任せください。