駐車場をどうするか考えるとき、砂利のままにするのか、舗装にするのか、土間コンクリートにするのか迷われるかと思います。
まず、一番お金がかからない方法は砂利敷です。
ですが砂利の間に土が混じってしまっている場合、雨などが降るとグチャグチャしてしまいますので砂利敷でもそれなりの厚みが必要となりますし、車が乗り入れする場合はしっかりと転圧して締め固めることが必要となってきます。
それでも何年かすると、冬の間に霜柱で持ち上げられた土が砂利と混ざり、草が生えてきてしまいます。
強度からいうと、土間コンクリートが一番なのですが、この辺りは寒冷地仕様となりますので一般的な地域の土間コンクリートよりだいぶ割高となります。
そうしますと皆さん、金額的にも強度的にも真ん中のアスファルト舗装を選ばれることが最近では多い気がしています。
そこで皆様が気になるのは 「アスファルト舗装って土間より弱いんでしょ?」 と言う所だと思います。
確かに土間コンクリートと比べるとアスファルト舗装は強度的には劣ります。
端の方が経年劣化でポロポロしてきたり、ど根性草が生えてきたり、同じ場所で止まったままハンドルを切ったりするとへこんでしまったりします。
ですが、アスファルト舗装の下の基礎路盤をしっかり作り、車を普通に止めていただく程度であればアスファルト舗装でも十分事足りると思います。
私たちが土間コンクリートをお勧めする場合は、ご自分でジャッキアップされる場合、です。
ジャッキアップすると、アスファルト舗装はへこんでしまったり穴が開いてしまったります。
ですので、そういったお客様には土間コンクリートをお勧めしますが、
・まあ草が生えなければいい
・用途は車を停めるだけ
という方の場合はアスファルト舗装でも強度的には十分だと考えられます。
とはいえ、今回のこのヒビの入り方はなかなかある事ではありません。
おそらく見えない舗装の下に原因があるだろうと、まずは既存の舗装を剥がしてみました。