エコキュートのブログ通して、毎回お伝えしていることですので、
皆様耳にタコが出来ているかと思いますが、
一般的にエコキュートの寿命は10年、と言われます。
10年きっかりちょうどで故障する分けではありませんが、
故障率は飛躍的にあがります。
そして、10年を目途に対象製品の部品製造は終了するので、
いざ故障した際に”修理する”という選択肢がなかなかないのが、現状です。
上記の様な現実があるため、
13年、14年と稼働させてきた給湯器をご使用の場合、
いつ故障してもおかしくない、という性能状態になっていてもおかしくないのです。
しかし、皆様に給湯器の交換や寿命に対しての認識を伺ってみると、
『給湯器の交換は、いざ壊れてから考えたって大丈夫』
『季節関係なく、壊れてもすぐ替えてくれるでしょう』
といったお声が、未だ多く目立ちます。
これは、大きな勘違いです。
ここ数年、毎冬続いているエコキュート不足は
解消されているとは言い難いでしょう。
この問題の裏側には、エコキュートの部品を海外製造に依存していることが、
理由の1つにあげられます。
皆様の記憶にも新しいとは思いますが、”半導体”といわれるマイクロチップが
様々な問題の影響で製造が間に合わなかったり、輸入が滞ったりするためです。
しかし、それだけが冬のエコキュート不足の原因ではありません。
この状況を後押ししてしまっているのが、
多くの方が『壊れたら換えればいい』と考えてしまっている点です。
そして、多くの給湯器は冬の寒波や凍結などで故障したり修理不可能な水漏れを起こします。
結果、冬に皆様のご依頼が殺到することになるのです。
殺到したご依頼を全て満たすためには、
エコキュートの製造が間に合わず、
皆さんのお手元に届かない、といったことにも繋がってしまいます。
しかし、『給湯器不足』が謳われるのは毎年冬の間だけ。
そう、春以外の季節であれば、エコキュートの製造は相応に用意があるのです。
もし皆様がエコキュートの使用年数を危ぶんで、
夏や秋初めに交換をなされば、
冬に故障するかもという不安に襲われることもなく、
設置までに2か月、3ヵ月と待つ必要もなくなるのです。
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