まず初めに、玄関全体に養生を施します。
施行中は引戸を外して家の中と外とを遮るものがなくなりますため、
天井から下までビニールを貼り、
ほこりや切子が屋内に侵入するのを防ぎます。
現場の養生が出来たら、
さっそく既設の引戸の撤去です。
玄関引戸そのものは、大体の場合上に持ち上げれば簡単に外すことができます。
今回は欄間部があったため、こちらも撤去します。
この欄間部分は、
おそらく玄関枠を一度取り外さなければ解体できない仕様だったようで、
電動のこぎりで切り崩す以外、撤去する方法がありませんでした。
玄関の枠は、カバー工法で覆い隠すので外さなくてもOK。
ここまで出来れば、既設玄関の撤去は完了です。
既設玄関の撤去が出来たら、
新しい枠の設置です。
この新設の玄関と玄関枠は、事前測量によって既に作成されていますので、
開口部にあてがうだけである程度の形になります。
この枠は、開口部ぴったりの大きさには、
実は作成されていません。
全く同じ大きさにミリ単位で合わせて作成してしまうと、
もし開口部に少しでも歪みがあった場合に収まらなくなってしまうためです。
そこで枠は、若干のクリアランス(隙間)が出来るように仕上げられるのが
一般的です。
この枠を開口部にあてがい、隙間に高さ調整スペーサを入れ、
並行性を確認しながら慎重に基礎にビスで固定していきます。
玄関枠の四方を固定出来たら、
引戸をレールに設置します。
ちなみに、
現在の引戸はその高められた防犯性能のデメリットとして非常に重たい仕様と
なっていますので、お一人では決して持たないでください。
引戸をレールに乗せたら、実際に開け閉めをしてみて
稼働に問題がないことを確認します。
この際平行が取れていないなどあれば、引戸を閉めた際に隙間ができたり、
鍵がかからなかったりといった症状が発生します。
最後に玄関周りの化粧枠を設置します。
地面との境目には特に凹凸が剥がしいので、
その形に化粧枠も切り欠きます。
仕上げとして、化粧枠と土台部分の境目にコーキングを張ります。
これは、隙間風が入ったり、ゴミが詰まったりするのを防ぐ役割もあり、
また断熱性能を高める役割もあります。
コーキングは張ってすぐはベタベタとしますので、
触れない様にご注意ください。
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