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トイレの交換施工を始めます。
まず初めに、トイレへの給水を止めます。
トイレ空間内に、給水バルブがありますので、こちらを閉栓します。
稀に、このバルブがないお手洗いや、
バルブが故障しており機能を果たせない場合がありますが、
こうした場合は、屋外の不凍栓を使用して水を止めますのでご安心くださいませ。
給水を止めたら、スポイトを使用して便器内の水を全て抜き取ります。
背部の貯水タンクも含め水を全て抜き取ることができたら、
便座、貯水タンク、便器の順番に取り外していきます。
トイレは当然屋内設置ですので、
廊下を通過します。
この通過時に撤去した便器などから水が滴らない様に、
袋にかぶせて廊下への滴りを防ぎます。
全てのパーツが撤去されたら、
トイレ空間に残っているのは、床から伸びている排水管だけになっています。
この排水管も新しいトイレには適合しませんので、撤去します。
その多くは接着剤を使用して固着していますので、
引っ張って抜けるものではございません。
排水管を床の高さに合わせて切断し、
この切断部に、新しい排水管を設置いたします。
新しいトイレの配水管を設置する際は、
その位置が空間に適合しているかを改めて確認するため、
付属の『設置ガイド』を床に設置して、慎重に測量を行います。
トイレが設置出来るかどうかという事だけでなく、
背面からの距離が適正か、
両側面の壁から等距離に設置できるか、
空間に対し並行性を維持できているか、
などといった確認が必要です。
これらが損なわれていると、
数mmのずれでも人間の目はそれを感知し、違和感として捉えるのです。
毎日使用する空間であるからこそ、
しっかりとした設置を心がけます。
排水管を取付たら、かぶせるように便器を据え付けて固定、
その後は順次、便器・便座と順番に据え付けていき、
給水金具も新しく取り付ければ、トイレ本体の取付完了です。
次にリモコンの設置を行います。
リモコンの設置位置は、以前設置されていた場所に大概は取付直されます。
しかし、お客様がその以前の位置にご不満をもっていらっしゃらないとも限りませんので、
必ず設置時に現場にお越し頂きまして、
使いやすい位置をヒアリングさせて頂きます。
お伺いした『使いやすい位置』にリモコン設置ができましたら、
最後にリモコンの全ての機能を試します。
全ての機能がしっかりと働くこと、トイレの初期不良がないことを確認しましたら、
お客様へのお引渡しです。
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