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安曇野市で行ったタイルのお風呂からユニットバスへの交換工事の様子をご紹介します。
浴室の出窓の下地木材が腐食してボロボロだったので、窓枠を壊して窓をコンパクトにして枠を組みなおしました。ユニットバスの断熱効果+弊社オリジナル工法+窓をコンパクトにすることによって今までのタイルのお風呂よりもはるかに暖かいお風呂になりました。
工事中は工程表と図面を掲示しておきます。職人が今日は何をするのか、次はどんな準備をしておけばいいのか、寸法はあっているのかを常に確認できるためです。あわせて感染症対策のお約束を掲示しています。お施主様も安心かと思います。
工事の様子です。まずは既存の浴室を解体します。
タイルのお風呂なのでタイルを剥がし、タイルの下地のモルタルを斫ります。下からぐりという顔よりも大きな石がゴロゴロ出てきます。これらをこの後のコンクリート土間の下地用に少し残して撤去していきます。人が二人入ってギリギリ作業ができるスペースなので、うまく調整しながら作業していきます。
解体を進めていくと出窓の枠が腐食してボロボロでした。タイルが割れて水が入ったためだと思われます。このままにはしておけないのでここも解体して新しい出窓枠を作る必要があります。
解体して開口部が何もなくなりました。当初の予定で窓は少しコンパクトにする予定だったので、その窓に合わせて窓枠を組んでいきます。
窓枠を組んで新しい窓を取り付けました。新しい窓はLow-Eガラスという断熱性の高いガラスを使った窓にしています。浴室からの熱の放出は窓からのものが多いので、窓をコンパクトにすることで放出面積を小さくして、さらにガラスが高断熱ガラスなので暖かさが逃げる機会を少なくしました。
窓周りはパネルを張って木材が露出しないように補修しています
タイルのお風呂は前述の通り、地面はぐりやコンクリートガラ、タイルの破片が残っています。このままではユニットバスを入れることができないので、コンクリート土間を打ちます。鉄筋を入れてユニットバスと脱衣所の床がバリアフリーになるように高さを見ながらある程度平らにして打ちます。
次に弊社オリジナル工法の遮熱シートの敷設です。
遮熱シートはサーモバリアという商品で、梱包材のエアキャップ(プチプチ)に似たシートを純度99.9%のアルミシートで挟んだもので、熱を反射させることで、浴室の壁に使う場合は暖かさが外に逃げるのを防いでくれます。逆に屋根や外壁に使うと夏の暑さを反射してくれます。
熱の伝わり方には直接触って伝わる熱【伝導熱 カイロなど】空気で伝わる熱【対流熱 エアコンなど】赤外線で伝わる熱【輻射熱 太陽・ストーブなど】の3つがあります。断熱材は伝導熱と対流熱には効果がありますが輻射熱は止まりません。サーモバリアは輻射熱に効果があります。ちなみに建物内の熱移動のうち伝導熱と対流熱は25%、輻射熱は75%あります。割合が一番大きい輻射熱に効果があるのがサーモバリアです。このサーモバリアを床と壁に貼ることでさらに温かい浴室になります。
新しいユニットバスを組み立てます。
ユニットバスの組み立ては弊社の職人は行いません。メーカー、今回はタカラスタンダードが認定した施工業者が行います。これはTOTOやLIXIL、クリナップなどほかのユニットバスメーカーも同じです。一度組んでしまうと間違いやミスがあってもやり直しがきかないのがユニットバスの組み立てです。そのロスがないようにメーカー認定の施工業者が行います。
入口からユニットバスと脱衣所の間仕切りの壁までも解体してしまっています。これは必要な工事です。解体した入り口と間仕切り壁を新たに作っていきます。入口は予定していた折れ戸を入れるのでその枠を組み、間仕切壁は下地を組んで石膏ボードを張った後、ビニールクロスで仕上げます。同時に脱衣所のほかの壁と床のクッションフロアも張り替えています。
試運転をして問題がなければ工事終了です。
1週間お風呂に入れず銭湯通いをしていただきご不便をおかけしました。ただ、今までのタイルのお風呂と比べると暖かさが段違いですし、腐食していた窓枠もきれいになりました。使い勝手もいいと思います。1週間待ったかいがあるお風呂だと断言できます。
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