エコキュート交換施工を開始します。
まずは、エコキュートのブレーカーチェックから行います。
作業中の感電防止でございます。
また、特に冬季は浴槽に水をはっていらっしゃる方が多いと思いますが、
施工上、試運転で一度は水を張る必要がありますので、
こちらも抜水させていただきます。
事前確認がとれましたら、
エコキュートに繋がる給水を止めます。
今回ご依頼いただいたお宅では、
エコキュート専用の不凍栓がなかったため、
一時的に水道メーター内の元栓でお水をとめさせていただきまして、
施行中に、水配管にバルブを取り付けました。
この配管のバルブを閉じることで、元栓を開栓しても
施行中に水が噴き出る心配がなくなります。
このバルブを設置するまでの間、
家じゅうの水が止まってしまいますが、ご承知おきのほどお願いいたします。
給水が止まったことを確認できたら、
貯湯タンク内の水を全て抜水します。
この抜水には約45分前後かかりますため、
並行して、すべての配管と配線を取り外します。
基本的には、弊社ではこれらの配管・配線は既設流用させていただいておりますため、
傷がつかないよう細心の注意を払います。
抜水と配管・配線の取り外しが出来たら、
貯湯タンクとヒートポンプの撤去です。
成人男性3人~4人で行うと、安心して運べます。
2.新規給湯器の設置 ~土間の整理、運び入れ、配管接続~ |
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既設エコキュートの撤去が出来ましたら、
後に残りました土間の手入れを行います。
土間をきれいに整え、新しいエコキュートを設置するための”設置ガイド”に沿って、
エコキュートを取り付ける方向性を練ります。
この際、向きや壁からの位置などを慎重に計測しないと、
取付時の不具合や将来的な転倒や壁へのもたれかかりなどに繋がるため、
職人数人で意見を出し合っていきます。
全体の方向性が決まれば、
土間へ穴を穿ち、アンカーボルトの設置。
そして、新しい貯湯タンクの搬入設置です。
据え付け後に地面との並行性をしっかりととりましたら、
搬入完了です。
貯湯タンクとヒートポンプを据え付けたら、
全ての配管と配線を取り付けなおします。
これと並行して、屋内のリモコン2箇所も交換していきます。
場所は、お台所とお風呂場ですね。
リモコンは、配線設置と水が中に入らないようにしっかりとコーキング処理を行います。
リモコンの取付もできれば、
遂に、貯湯タンクに注水して試運転の開始です。
この試運転の最中、各配管に水圧がかかります。
この際、もし配管の接続部のナットが斜めになっていたり、
ゆるく取り付けられていると、
その接続部から水漏れが発生します。
この水漏れは勢いよく噴き出る場合もありますが、
じんわりとにじむ場合もございます。
そのため、時間をかけて水漏れがないことを確認いたします。
水漏れがないことが確認できたら、
各配管の凍結防止帯の設置と断熱材の設置、紫外線からの保護材の設置を行います。
この確認と保護材設置の間に試運転は終了いたします。
最後に、浴室の水の張り方やエラー表示がされていないことを確認できたら、
試運転の終了です。
お客様に使用方法のご説明をいたしまして、
また、湯量や湯温の設定のお手伝いをさせていただきましたら、
エコキュートのお引渡しとなります。
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