本日は安曇野市三郷に
灯油タンク交換に伺いました。
今回ご依頼頂きました灯油タンクは、
30年近く使用された製品で、バルブや小出し口接続部などから
灯油漏れが起こっていました。
これまで灯油タンク周辺は気にされたことがなかったとのことでしたが、
最近灯油の減りが早いと感じられていらっしゃり、
灯油タンクを確認したところ、漏れを発見したとのこと。
灯油タンク本体自体の寿命は30年ほどと言われます。
しかし、バルブや小出し口、フィルターやストレーナーカップなどの各部は、
10~15年ほどで取替が必要になります。
また、こうした各部の取替や灯油タンク自体の内部洗浄(専用車両が必要)を
怠ると、本体自体の寿命も短くなるようです。
この寿命が短くなる原因は、
灯油タンク内に発生したカビや錆びが汚れとしてタンク下部に溜まり、
灯油自体を汚すことにあります。
この錆びなどの汚れは、
ストレーナーの許容を越えて設備自体に汚れが流れ込み、
機器の故障と繋がります。
給湯設備にも接続されているだけに
早めの交換ご希望を頂戴いたしました。
交換の手順自体は、言葉にすれば簡単なものです。
1.既設灯油タンクから灯油を全て抜く |
2.既設灯油タンクを撤去する |
3.新しい灯油タンクを設置する |
4.新しい灯油タンクに灯油を全て戻す |
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これを実際に施工すると中々に大変です。
まず、『灯油を全て抜く』といいますが、
大容量の灯油タンクの中身を全て受け入れられる
ポータブルの灯油タンクを用意しないといけません。
そのため、お客様には、施工前に可能な限り灯油タンク内の残量を少ない状態に
していただくようお願いします。
次に『撤去』ですが、
灯油タンクに繋がっている銅管と固定金具を外します。
いざ既設灯油タンクを動かそうとしますが、
このタンクは鉄の塊…成人男性2人程度では足りません。
運び出すこの瞬間だけ、可能なら4人ほどの男性陣で安全に運びだします。
『新しいタンク』は、
本体と立上の脚とがバラバラにされて納品されます。
そのため、現地でくみ上げを行い、
撤去の際と同様に人数を集めて搬入、銅管などの再接続となります。
最後に『灯油を戻す』作業です。
これもただ単に『戻す』でけでは、当然ありません。
灯油を戻し入れた後は、危機が正常に作動するかのチェック。
また、灯油タンクからのオイル漏れがないかの各接続のチェックを行います。
こうした確認が出来まして、交換施工の完了です。
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