エコキュート交換施工の開始です。
手順としては以下の順番です。
1.事前チェック
2.貯湯タンクとヒートポンプの撤去(抜粋、配管・配線の取り外し)
3.新製品の搬入
4.リモコン・配管・配線の設置
5.試運転・完工
まず最初の事前チェックですが、
これは、施工者の安全確認と施工の効率性を高める確認となります。
エコキュートに繋がるブレーカーを落とすこと、
給湯器に繋がる給水を止めるために不凍栓を閉めること、
浴槽の中を空にしておくこと、
これらの確認ができれば準備完了。
既設エコキュートの撤去開始です。
エコキュートに内蔵されている貯湯タンク内の水を全て抜栓し、
また給湯器に繋がる全ての配管や配線を外します。
配管を外す際は、その配管に巻き付けてある凍結防止帯(電熱線)を傷つけないように
最新の注意を払います。
また、今回のご依頼の様に、既に配線などが傷ついている可能性もございます。
こうしたことがない様に、しっかりと目視での確認も行いながら外します。
全ての配管・配線を外したら、貯湯タンクとヒートポンプの撤去を行います。
その重量は、370Lの容量でも、
貯湯タンク満水時で約450kg、抜水しても350kgほどございます。
よろけて家にあたったりしないように、
周囲の状況や足元にもしっかりと気を配り、慎重に運び出します。
2.新規給湯器の設置 ~土間の整理、運び入れ、配管接続~ |
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既存給湯器を取り外したら、
新しいエコキュートを設置する準備にかかります。
エコキュートが設置されていた土間の上をきれいに掃除します。
長年の枯葉や汚れが溜まっています。
これらを綺麗にしたのちに、
エコキュート設置ガイドを土間上に添えて、
設置の方向性を確認いたします。
壁からの距離や既設配管との位置関係などを割り出し、
方向性が決まれば、ガイドに沿ってアンカーボルトの設置です。
このアンカーボルトとは、給湯器と土間を結び付け固定化する金具です。
この金具でしっかりと固定することで、
地震の際などの転倒に対処いたします。
お昼を過ぎたころぐらいから屋内のリモコン設置にとりかかります。
場所は台所とお風呂場の2か所です。
台所のリモコンはそのまま取り替えるだけですが、
お風呂場のリモコンは、湯気など水分がリモコン内部に入らない様に、
しっかりとシーリング処理を行います。
リモコンの設置も出来たら、エコキュートに注水して試運転の開始です。
試運転には約30~40分かかりますので、その間に配管の保護を行います。
配管保護の際に、
各配管の接続部位を注意深く確認いたします。
というのも、試運転が開始され配管内部に圧力がかかると、
もし配管の接続部位がゆるかった場合、その部分から水がもれるからです。
水漏れと言っても盛大に噴き出すとは限りません。
ゆっくりと滲むように水漏れすることもございます。
そうした施工不備がないことが確認できたら、
配管に断熱材と対光材を巻いて、保護を行います。
この水漏れ確認と配管保護が終わる頃には、
試運転も終了していることでしょう。
最後に、システム通りに試運転がなされたかの確認です。
浴槽のお湯(この時点では水)のたまり具合やリモコンのエラー表示の確認。
各水栓からお湯がしっかりと出るかの確認を行ったら、
お客様へのご説明です。
最後にお客様が普段ご使用の湯温・湯量に設定するお手伝いをいたしますので、
設定にご不安のある方はお気兼ねなくお申しつけくださいませ。
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