イトウ住建のエクステリア施工実績

安曇野市|フェンス手直し!凍結深度まで掘ってもナゼ凍み上る?

before

after

工事のきっかけ
2021年-2022年の冬季の寒気により、フェンスが凍み上ってしまいました。安全も考慮して曲がったフェンスを直しました。
施工内容
フェンスの凍み上がり手直し
施工期間
2日(連続しない2日)
保証年数
1年
使用材料


工事費用
100,000円


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「本日のブログのご案内」

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キーワード


 

凍結深度は

あくまで目安

 

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寒気は?雨量は?

近くに水場はある?

 

 

.                                     .

 

気候や環境で

凍み上がりラインは

変わる

 

 

.                                     .

ご依頼 概要   施工日:2022/4/28 木曜日 , 2022/5/2 月曜日


「凍み上がりで全体的に歪んでしまった」フェンス手直し
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. 本日は安曇野市穂高

凍み上ったフェンスの手直し施工に行ってまいりました。

 

 

2021年~2022年の冬の寒気は、

やはり長野県全域で猛威を振るいました。

 

長野県のいたる地域から、凍み上がりの被害報告を受けています。

 

今回も、同様に強い寒気により全体的に歪んでしまったフェンスを

何とかされたい、とのお客様のお声をいただいたのが始まりです。

 

お住まいの方の安全を考え

凍み上がりの フェンスを 元に戻す工事を行いました。

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凍結深度まで掘り下げても凍み上がりの影響は受ける?


凍結深度はあくまで”目安”で”絶対的な約束ではない”
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. 一般に土の中は暖かいというイメージが強いかもしれません。

 

しかし実際には地面も凍ります。

 

土中には多かれ少なかれ水分が含まれており、

その水分量が多ければ多いほど土中が凍り盛り上がる、

いわゆる”凍み上がり”が起こるのです。

 

この凍み上がりが起こる土中の水分量によって、

地面が凍る深さというのが定められています。

 

これを凍結深度と言います。

 

この凍結深度のラインまで 掘り下げ設置することで、

凍み上がりが起こる可能性を 抑えることができるのです。

 

しかしこの凍結深度の境界線が絶対という分けではありません。

 

というのは、

同じ地域内でも場所によっては、

局地的に水が多い場所 または少ない場所という差異があるためです。

 

また土間やフェンスといった構造物の横に水道管が走っていたりすると、

土中の水分量はやはり変わってまいります。

 

 

長野県の凍結深度は45cmと定められていますが、(標高800以上は60cm)

もし”45cmまで絶対に掘れば凍み上がらない”と仮定するならば、

それは

 

”長野県の端から端まで高低差も、山の近く川の近く、

畑の近くといった環境条件も関係なく、

また季節や天候の影響を考慮する必要がなく、

全ての地面が土中に至るまで条件が全く同一である”

 

という事を意味してしまいます。

 

このようなことはまずありえません。

 

つまり、凍結深度というのは

 

一般的に土中の凍結が起こりにくいとされる基準でしかなく、

絶対的な被害を公害を防ぐ境界線 ではない

 

ということを理解しておく必要があります。

 

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施工内容のご紹介


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.  1日目             施工日:2022/4/28 木曜日

 1.フェンスの分解

遠めの写真でも分かるように、

この対象のフェンスは全体的に大きく湾曲しており、

上下に 沈んだり盛り上がったりしている部分もあり、

フェンスの扉も閉まらなくなってしまいまいた。

 

ここまで全体的に歪みが生じている場合は、

各支柱を一度全部 掘り返す必要があります。

 

しかし、まだ掘削をしてはいけません。

 

掘削の前に各フェンスを1枚ずつ分解しましょう。

フェンスを動かす際にフェンスが繋がったままですと、

 

その重量と幅の広さのために、

フェンスの自重でを不要に曲げてしまったり、傷つけてしまう可能性があるからです 。

 

まずは、丁寧にフェンスを1枚ずつ分解し、

柱だけが立ち上がっている状態にいたします。

 


 2.防草シートと砂利の移動と保護

フェンスを分解して、柱だけの状態になりましたが、

まだまだ、掘削を行ってはいけません。

 

皆様はなぜかお分かりになりますでしょうか?

 

よく見ていただくと、

フェンスの周りに砂利や防草シートが設置してあるのです。

 

フェンスの凍み上がりを直した後に、

この砂利や防草シートも、フェンス板と同様に元の状態に戻さなければなりません。

 

これらを失くしたり傷つけたりしないよう、丁寧に避けてから施工開始です!

 


 3.フェンスの根元まで掘削

このフェンスも

凍結深度に従って45cm下で基礎が作られているため、

そこまで降り返さなければ フェンスの 全体像が見えません。

 

凍み上がりの手直しの場合、

一度全体を掘り返し、地面の再調整を行ないます。

 

ここで、今回の凍み上がりの原因が分かりました。

 

このフェンスの基礎には

コンクリート根巻きもなければ

砂利を敷いてもいませんでした。

 

これでは、凍み上がった時に地面の隆起を抑えられません。

掘削してみて初めて分かった原因でした。

 



 2日目             施工日:2022/5/2 月曜日

 4.基礎の再設置~フェンスの再構築

2日目です。

フェンスの支柱部分を取り除いたら、

土中に砂利を10cmの厚みでしっかりと敷いて凍み上がり対策を行います。

 

全ての基礎部分に砂利を敷いて踏み固めたら、

フェンスの支柱を もう一度建て直します。

 

この支柱が動かないように固定しながら、

コンクリートを流し込み、もう一度しっかりとした 基礎を作っていきます。

 

全ての基礎をにコンクリートを流し込み固定したら、 土の埋め戻しです。

地面を平らに均したら、

防草シートを再設置し、砂利も均一に敷き均します。

 

しっかりとコンクリートが固まるまで

1日養生して完成です。

 

大きく湾曲したフェンスを、しっかりと真っ直ぐに再設置ができました。

 

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最後に


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. 凍結深度は、

各地域の土中が凍らないであろうと考えられる

”目安”としての基準値でしかありません。

 

土地の環境条件の差異、その年の寒気の強さ、雨量の違い、

多くの要因が関係してきます。

これらにより、時には凍結深度の基準値を超えて、土中の凍結は起こるのです。

 

自然の猛威は恐ろしいものです。

コンクリート造形物でも、その被害を受けることはあります。

 

強い寒気の時期は、ご自宅の造形物(カーポートはフェンス、ガレージなど)に

不具合がないか、よくご確認ください。

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