工程は全部で6日間となります。
少しでも早カーポートを設置されたいとのご希望もあり、
少しでも施工が出来るお日にちに、工事を当て込みました。
その結果、それぞれの施工日程の期間が空いてしまう結果となってしまいました。
1日目 施工日:2022/4/21 木曜日
既存カーポートの解体から始めます。
必ず ヘルメットをかぶりましょう 。
解体する手順は、
細かい骨組みから順番に外し、
次第に支えとなっている大きな 骨組みを外していく、
という手順です。
1. 屋根材を外す。
今回の屋根は軽いポリカネート材でしたので、1人でも解体が可能です。
しかし、経年でその柔軟性は失われており、解体時に部分的に割れてしまうこともあります。
2.骨組みを順次外す。
-a..垂木(中心線から両端に向かって湾曲している支えの内側の骨組み。) |
-b.中骨(正面から奥に伸びる細い骨組み) |
-c.垂木掛(中心線にある奥に伸びる一番太い骨組み) |
-d.妻垂木(垂木の一番外側の太い部分。) |
-e.支柱(凍み上がり対策の根巻きコンクリート毎解体。
松本市の凍結深度基準は40cmなので、そこまで支柱の根本は埋まってます。)
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本日の夜に駐車場としてまた使っていただけるように、
掘削した部分には土を埋め戻し 整地して、
施工1日目カーポートの解体は終了です。
2日目 施工日:2022/4/22 金曜日
二日目は アスファルト施工の為の下準備を始めます。
まずは、 施工範囲の再確認です。
今回は幅5700 mm奥行9600mm、約52㎡の範囲を
アスファルト駐車場にする計画です。
下準備で確認しなければならないことは、
1.施工の範囲 (どの範囲を施工するのか、避けたいもの/避けるべきものの再確認) |
2.施工範囲の高さ (どのくらいの傾斜にするのか) |
3.量水器や配管の位置 (施工の邪魔にならないか、施工後の高さ想定と調整) |
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これらの点です。
計測の仕方は、
1.鉄心の固定(範囲四隅の地面に鉄心を差し込む) |
2.糸で鉄心同士を結ぶ(範囲の可視化) |
3.高さ調整と範囲の再確認(糸を上下させ、アスファルトを敷く高さの想定を行う) |
4.量水器の調整(アスファルトの想定高さに合わせて、量水器の高さも調整する) |
5.掘削(25cmの掘削。都度掘削した深さが一定であることを測りながら重機で掘る) |
6.地面の転圧(地盤を強くする、ルーバーという転圧機で行う) |
7.砕石の投入(20cmの厚さで敷き均す) |
8.砕石の転圧(地盤を強くする) |
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ここまでできれば 後はアスファルトを投入するのみです。
しかし、… アスファルトを敷くのは施工最終日に !
カーポートを建てる際には地面を改めて掘削・斫ら(はつら)なければなりません。
せっかく地面が露出しておりますので、
アスファルトで舗装する前に、カーポートの設置を行ってしまいましょう!
3日目 施工日:2022/4/26 火曜日
3.カーポートの設置1日目 ~正確な採寸と柱2本設置~ |
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カーポートの設置は3日間に分けて行います。
1日目は、現地での正確な採寸と柱を2本立てる作業 |
2日目は、残りの2本の柱を立てる作業と 屋根を設置する下準備 |
3日目に、屋根の設置 |
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という手順です。
まずは初日の作業のご紹介。
1.現場での正確な採寸
始めに基準となる柱の位置を考えます。
今回は家屋よりの前側の柱を基準とします。
1.基準の鉄心を配す(基準となる支柱の位置を決める) |
2.他3か所の鉄心設置(基準鉄心を元に、間口/奥行き/対角線を正確に計測) |
3.糸で柱の高さ調整(鉄心同士を糸で結んで、高さを想定する) |
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2.支柱*2本の設置
1.掘削(松本市の凍結深度基準45cmで、支柱を建てるための穴を掘る) |
2.支柱の設置(高さを再度確認。微調整を繰り返す) |
3.寝巻きコンクリート(支柱の穴にコンクリートを投入して、支柱を固定する) |
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コンクリートを投入している間も、
支柱は微細に動きます。
これを修正する為に、
都度スケールで再度間隔を測り、支柱の微妙なズレを直します。
4日目 施工日:2022/4/29 金曜日
4.カーポートの設置2日目 ~柱2本設置と梁設置準備~ |
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カーポート2日目です。
1.残りの2本の柱の設置
2.屋根の梁設置の下準備
梁の下準備(折版屋根をカーポート上で固定するための金具を地上で設置する) |
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5日目 施工日:2022/5/2 月曜日
5.カーポートの設置3日目 ~梁の設置と屋根設置~ |
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カーポート3日目、最終日です。
1.カーポート設置の仕上げ
1.梁の設置 |
2.折版屋根の設置(梁の上の金具に固定する) |
3.化粧枠の設置 |
4.水漏れ防止(折版屋根を固定しているネジの隙間から水が染み出さない様に、シーリングでネジ毎穴を埋めて、防水処理を行う) |
5.雨樋の設置 |
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カーポートは、その屋根をしっかりと固定するために多くのビス(ネジ)を使用します。
このビスを固定するために開けた屋根の穴は、一見隙間もなくビスが
設置されている様に見えますが、やはり雨のような液体であれば、
そのわずかな隙間を滲み通り、雨漏りの原因となってしまいます。
そこで、ポリエチレン製のキャップをすることで水の侵入を防ぎ、
またキャップができないビス部分には、
シーリングを塗ってコーティング処理を行うことで、雨漏りを防ぎます。
6日目 施工日:2022/5/6 金曜日
最終日となりました。
砂利むき出しだった地面をアスファルトで舗装していきます。
1.アスファルト舗装
1.砂利部分の再度敷き均し |
2.アスファルト乳剤の散布 |
3.アスファルトの敷き均し |
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アスファルトは150度以上に加熱された状態で敷かれ、
これが冷めないうちに一気に均一に均さなければいけません。
そのため、多くのスタッフを用意し一気に仕上げます。
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