~ 施工スケジュール ~ |
1日目: |
生垣の伐採/伐根 、地面の掘削/砂利転圧 |
2日目: |
横ラインの型枠の設置 、コンクリートの投入 |
3日目: |
縦ラインの型枠の設置 、コンクリートの投入 |
4日目: |
フェンス柱の設置 |
5日目: |
フェンス板の設置 |
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1日目:生垣の伐採/伐根 、擁壁設置場所の掘削と砂利転圧 |
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1日目
初日は、生垣の伐採と伐根をまずは行います。
根っこを抜きやすい様に、まずは枝と幹を切り落とします。
切り株だけの状態になったら、重機を使って一気に伐根していきます!
と言いたいところですが、注意しなければならない点がございます。
それは、「生垣のの根っこは、想像以上に 広がりを見せている」という点です。
つまり、根っこが境界先の用水路まで伸びていたり、
物置の下まで伸びている可能性がある、ということなのです。
実際に、今回の生垣も物置の土間下まで伸びていましたし、
これを無理にとれば、土間の下に空洞ができてしまう危険性もございました。
その為、造作物に影響しそうな根っこは、
フェンス施工の邪魔にならない範囲で切り落とし、地中に残す形となります。
全ての根っこを除去することは、難しいことをご理解ください。
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抜根が済んだら、次は擁壁を作成するための掘削を行います。
擁壁の根入れ(地面の下に作るよ擁壁部分)は、
縦に400mm
横に630mm
で掘り下げます。
砂利を投入し、機械を使用してしっかりと転圧をします。
この押し固める”転圧”という作業をすることで、
しっかりとした基盤を作ることに繋がるのです。
2日目
L 型の擁壁を作るためのコンクリートを投入します。
工程としては2段階に分かれます。
まずは、L字の横ライン”地面に接地する部分”のコンクリートの作成です。
しっかりと成型する為に型枠を作って形を整える事を意識します。
また、コンクリートの骨組みとなる様に鉄筋を適切に配します。
コンクリートが固まれば、この鉄筋が骨となり、より強固な一品となるのです。
振動機でコンクリート内に内包される空気を抜いたら、
1日養生し、コンクリートが固まるのをまちましょう。
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3日目
地面部分のコンクリートが固まったら、
L 字の縦に伸びる部分の作成です。
出来上がったコンクリートに鉄筋を等間隔で設置していきます。
そして、その鉄筋を囲うように、幅約15cmの縦型の型枠を設置します。
この型枠内に前日同様コンクリートを投入し、
振動機でかき混ぜます。
これも、1日養生してしっかりと固めましょう。
4日目
コンクリートがしっかり固まったことを確認したら、型枠を外します。
いよいよフェンス部分の作成です。
とはいえ一気にフェンスを組み立てられるものではありません。
まずは、整形した L 型擁壁の天井部に、
等間隔にフェンスの支柱のための穴を開けて行きます。
穴を開けたらフェンスの支柱を差し込み、モルタルでしっかりと固定をします。
もちろん、ただ差し込むだけではなく、
きちんとフェンスの高低や、柱や板が曲がって設置することにならないように、
一本一本、正確に測りながら慎重に固定して行きます。
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5日目
支柱がしっかりと固定されていることを確認したら、
フェンスの板部分の取り付けを行います。
最後に、
現場の長さに合わせて、
不必要に飛び出してしまう部分を切り詰め加工すれば終了です。
1週間にわたる、擁壁フェンスが完成いたしました。
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