. 1日目: |
. 既存生垣の伐採/抜根 、沓石の設置 |
. 2日目: |
. フェンス支柱の設置 |
.3日目: |
. フェンス板の設置 |
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フェンスを設置する前に、
伐採抜根を行わなければいけません。
植栽にもよりますが、その根っこは想像よりも横に広く 広がっているものです。
全ての根っこを除去することは難しいため、
フェンスの支柱を設置する予定の場所を正確に割り出し、
その部分の根っこを徹底的に除去することに注力します。
次に沓石の設置(束石)の設置です。
この束石は幅250mmの高さが450mmサイズのものです。
今回は、既存の擁壁がありましたので、
整って見えるように、束石の天井が既存の擁壁と同じ高さになるように、
設置いたしました。
この束石の設置は、
フェンス設置の中でも最も重要な部分の ひとつになります。
しっかりとした強いフェンスを立てる”基礎”としての役割はもちろんのこと、
見た目の綺麗さ、整頓感もこの束石から始まると言っても過言ではありません。
束石の平行を しっかり取り、
揺らがない様に設置出来たら、その束石の周りに コンクリートを 流し込みます。
これを”根巻きコンクリート”と言って、
束石の強度もより増し、凍み上がり対策ともなります。
全ての束石に根巻きコンクリートを設置できたら 、 土を埋め戻します。
本日は、この時点で豪雨となってしまいましたため、
ここで切り上げとなります。
2日目になりました。
次にお粉のは、フェンスの支柱の設置です。
束石の真ん中に開いている穴に支柱を差し込みますが、
単純に差し込むわけではなく、
フェンスの天端が綺麗に平行となるように、
高さと並行性を細かく測量し微調整しながら、支柱の根元に砂を入れ、底上げをします。
この底上げをする理由は、
必ずと言ってよいほど、地面の勾配差が発生するため、
この勾配差を解消するために行います。
この勾配差は、どの様な土地でも、どれほど平らに見える土地でも、
必ずあるものですので、皆様も何か造作する際はご注意ください。
レーザーを使用して、高さ、並行性、縦ブレに注意しながら、
両端から支柱を設置しコンクリートで固定を行えば、あとは板の設置のみです!
しかし、2日目も途中で豪雨となりましたので、
残りは3日目に持ち越しです。
3日目は、遂にフェンス板の取付です。
今回のフェンス板は上面と下面で種類が異なるので、
間違えないように気をつけましょう。
まずは下面の板を取付たら、そのフェンス板の上部にスポンジ状のテープを取り付けます。
これは、上面に張る板との緩衝材であると共に、
板と板の隙間を埋める役割も果たします。
フェンス板を取り付ける際も、
必ず、真っ直ぐ取り付けられているかを都度都度確認します。
全てのフェンスを取り付けたら、
最後に、沓石の天端をモルタルで刷毛仕上げして完成です。
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