まずは、既存のトイレの撤去から行います。
水の供給をとめるために不凍栓をしっかりと閉め、
また、便器内に貯まっている水を、スポイトで全て取り出します。
トイレと貯水タンク内の水が全てなくなったら、
開口部にタオルを詰め込んで、水のしたたりを予防します。
次に、トイレと接続されている、
配管や配線を外します。
その後は、順番に
便座、貯水タンク、便器と丁寧に取り外して、
排泄用の配管だけになれば、既存トイレの撤去は完了です。
排泄用の配管にタオルを詰め込み、臭いが昇ってくるのを防いだら、
床と巾木の交換です。
まずは、23年の歴史を刻んだ床をカッターで適度な大きさに切りながら、
引き剥がします。
次に既存の巾木も、壁を傷つけない様に取り外します。
両方とも撤去できたら、
床一面にクッションフロアを張り付けるための接着剤をまんべんなく塗り、
間に空気が入らない様に、
ローラーでこすりながらクッションフロアを貼り付けます。
全面に貼り付けることが出来たら、余分な部分は切り落とし、
形を整えたら、クッションフロアを抑えるように、
新しい巾木を設置し、隙間をシーリング施工して完成です。
新しいトイレの設置です。
最初に、新しいトイレ用の排泄配管を設置したなら、
後は 撤去する時と逆の手順になりますね。
TOTOは陶器の便器とプラスチック製の便座とで分割できますので、
一つずつ丁寧に設置していきます。
まずは、便器を配管の上にかぶせるように設置したら、
背面や横壁から便器までの距離が適当になるように微調整します。
位置が決まれば、便器と床をボルトで固定し、
便座をその上に設置します。
ちなみに、新しいトイレには貯水タンクはありません。
最後に、トイレの操作をするためのリモコンを壁に設置します。
これは、トイレに座った際にリモコンを操作するのにちょうど良い位置というのが、
人によって異なります。
その為、ご依頼者様に実際に見ていただきながら、
位置を決めて頂き、配線をつなげば完成です。
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