イトウ住建のエコキュート施工実績
コンクリート練って土間から作成。松本市新村でエコキュートの交換工事
before
after
- 工事のきっかけ
- ご使用のボイラーを10年以上使用し、お湯が沸くのに時間がかかり始めたため。
- 施工内容
- 給湯器付きふろがまからエコキュートへの交換工事
- 施工期間
- 2日
- 保証年数
- 10年
- 使用材料
- CORONA エコキュート
フルオート460L
CHP-46AY4K - 工事費用
- 684,000円
給湯器をお探しの皆様へ
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キーワード
・ 給湯器は、メーカーや機種が違っても交換できます! |
・ エコキュートには土間が安心 |
・ エコキュートありますよ! |
2021/12/11 施工日
本日は、松本市新村でエコキュートの設置工事に行ってまいりました。
元々お使いだった給湯器は、「石油給湯器付きふろがま」いわゆるボイラーです。
こちらを、CORONAのエコキュートへと交換いたしました。
今回はいつもの給湯器交換とは一味違います。
その一味の正体は・・・土間です。
つまり、エコキュートを乗せるコンクリート土台です。
これまで使用されてきたボイラーは、砂利を敷いた土の上に直接据え置きされていたものでした。
同じボイラーであれば、多少足元を調節したり、プラスチックの土台をつければ対応できましたが、
エコキュートに交換するとなると、その重量に地面が耐えられません。
その重さに地面が沈下してしまうからです。
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この沈下は、エコキュートを傾けさせ、転倒に繋がります。
その為に、しっかりとした土台を作成する必要があります。
その工程を含めて、施工内容のご紹介をいたします。
施工内容のご紹介
【全体の流れ】
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【土間の作成】
1.ボイラーを一時退避
初日には、エコキュートの取替をしません。
つまり、ボイラーはまだまだ使用します。
とはいえ、ボイラーをもとの位置に置いたままだと、土間の設置が出来ないので、一時的に場所をずらします。
移動すると、当然のことながら、必要な配管の長さが変わってきますので、
フレキ(アルミ製配管)を使用して、配管を延長作成して対応します。
こうすることで、施工期間中でも、お客様に問題なく給湯器を使用していただける状況を作れます。
2.対象部分の地面を掘る
コンクリートで土間(エコキュートの土台)を作成するための穴を掘ります。
もしかしたら、皆様の中には、土間は地面から見えている部分 3~4cm部分だけしか作らないのでは?
と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、
実は、結構深くまでコンクリートが入っています。
いわゆる「氷山の一角」ですね。
地面深くまでコンクリートを作成するからこそ、その上に乗る巨大な給湯器の加重に耐えられるし、
自身や雨風の横の揺れにも耐えられるようになっています。
3.木枠を作る
穴を掘り終えたらその穴の中に砂利を入れて、その後木枠を作り入れます。
この木枠は、コンクリートをきれいに成型する役割です。
これがなければ、土の細やかな凸凹間そのままに固まってしまいます。すると、強度も落ちますし、揺れへの適応力もなくなってしまうのです。
4.コンクリートを練る
木枠まで作ったらコンクリートを練ります。
水分を適量加え、良い粘度になったら木枠に流し込む」を繰り返すのです。
ここは体力勝負。もしご家庭でコンクリートを練ることがあるなら、男性の方にお願いした方がよいと思います。
5.コンクリートを均す
コンクリートを平らにします。
方法は、まずとても強い振動を与える機械を使用します。
コンクリート全体が静かに、しかし強力に振動することで平均化されます。
この際に、コンクリートの中に含まれる空気が抜けたり、目に見えないほどの隙間も埋めることが出来るので、コンクリートの密度が増し、より強固な一品に仕上げることが出来ます。
6.余分な水分をとる
仕上げは、職人の手により粗い面を、丁寧に一つずつ均していきます。その際に不要な水分は救い上げ捨てます。
この匙加減は、まさに経験の積み重ねによるものなので、なかなか言葉で言い表せません。
7.コンクリートを保護する
均し終わった後は、コンクリートが固まるのを待つだけですが、固まりきるまでには1日~2日必要です。(季節で必要日数は変動します。)
それまでに、土間に雨が入ったり、枯れ葉が落ちたり、猫が踏んだりしたら大変です。
そうならない様に、木の板とブルーシートを使って、しっかりと保護します。
後は、固まりきるまでのお楽しみですね。
~2日目~
8.保護板と木枠の撤去
固まった後は、保護用のブルーシート・板を外します。触ってみて、固まっているのを確認したら、木枠も一緒に外します。
9.コンクリートを埋める
コンクリートの下部が丸見えなので、土で埋め戻します。
これで、エコキュート設置の前準備ができました。
【エコキュートの設置】
1.古い給湯器の撤去
最初に、一時退避していたボイラーを取り外します。
その際忘れない様にしなければならないのは、
・ブレーカーを落とすこと
・不凍栓を閉めること
です。
2.新しい給湯器の設置
次に新しい給湯器を設置します。
完成したての土間に移動して、向きなどを調整します。
3.配管の接続
お家とつながる配管とエコキュートの接続を行います。
本体まで配管が足りないことが多いので、
そういった場合は、配管の増設を行います。
4.リモコンの設置
リモコンの取替設置を行います。
お家の中に入らせていただいての取替ですので、
どなたかご在宅いただくようお願いいたします。
取替場所は
・台所のリモコン
・お風呂場のリモコン
になります。
5.配管の保温
配管の保護をします。
冷気や太陽光からの保護です。
冷気は、配管を凍らせ給湯器の機能を低下させますし、
太陽光は、配管の劣化に繋がります。
念入りに保護を行っています。
6.試運転とご説明
最後に試運転を行います。
お風呂を普段皆様が入られる時と同じように沸かさせていただき、
問題なく機能するかのチェックを行います。
この確認後、お客様に機能のご説明の他、
お湯の温度や湯量がお好みの設定になるよう、
ご相談させていただきながら、お手伝いいたします。
最後に
今回は、エコキュートの取替設置のほかに「土間」の作成工程をご紹介いたしました。
給湯器は、様々なメーカーがあり、更に多くの種類やタイプが存在します。
現在ご使用のものが何であれ、異なるメーカー・機種に変更することは可能です。
しかし、エコキュートの様な重量のあるものにお取替えの場合、
今回の土間の様に地盤を固める追加工事が必要であったりいたします。
この必要・不必要もまた、お客様のお住まいの状況で変わりますので、
もし異なる給湯器設置をお考えのお客様がいらっしゃいましたら、
お気軽にお問合せくださいませ。