はじめに、ボイラーに繋がる 配管や配線を外します。
ただし いきなり これらを外してしまうと 大惨事につながります。
どんな大惨事になるのかと言うと・・・
●水やお湯が溢れ出し、辺り一面が水浸しに!
●更にオイルタンクの銅管から、灯油もドバドバ溢れます!
●そして、配線を外しにかかれば感電の危険性だってあります!
まぁこれは、本当に何一つ対策をとらずに施工した場合ですが・・・
プロの職人がせこうする際には、こうした事に注意をしています。
個人で 給湯器を取り替えられることは、まずないと思いますが、
何かしら電気や水・灯油といったものに関わる作業や DIYを行われる方は、
必ずその元になる部分を閉めるようにしましょう。
水を止めるには”不凍栓”
灯油を防ぐには”オイルタンクの元栓”
電気系統をいじるなら”該当のブレーカー”
作業をする前には安全第一です。
上記の対策を行ったら、配線・配管を外します。
配管を外す際には、一緒に巻かれている”電熱線”に注意しましょう。
この電熱線は”凍結防止帯”といい、電気で配管を温める機能があります。
この凍結防止帯は、新しいボイラーにも再利用します。
カッターで切り込みを入れながら取り外すので、
この電熱線を傷つけない様にしなければなりません。
もし仮に、薄皮一枚でも凍結防止帯に傷をつけてしまったなら、
長い年月で考えれば段々と傷が広がり、 断線や漏電につながります。
配管や配線を取り外したら、
次はボイラーを固定している部分のネジを取ります。
大抵の場合は、
ボイラーと家屋をL型の金具を使って止めていることが多いのではないでしょうか。
既存のボイラー本体を取り除いたら、
ボイラーが乗っていた土間部分をきれいにし、
新しいボイラーを設置します。
配管や配線の位置を考慮し、ボイラーの位置を微調整します。
配管の取り付け口の長さが足りない分は、 配管を増設して 補完 します。
屋内のリモコンも取り替えて、動作チェックを行います。
動作エラーが開く、水漏れなどもないことを確認したら、
配管の保護をして完了です。
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