イトウ住建の内装・大工工事施工実績

安曇野市|布クロスの貼り替え|じゅうたん敷きの床をフローリングへ

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穂高内装工事

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穂高内装工事
工事のきっかけ
お施主様は東京の方で、お母さんがお一人で住んでいるご実家の内装をリフォームしたいというご依頼でした。
昔ながらの洋間で布クロスの壁と天井、じゅうたん敷きの床で薄暗い感じです。明るい部屋にしたいというご要望で工事を行いました。
施工内容
フローリング工事 壁内装工事
施工期間
1週間
使用材料
壁:リリカラクロス
床:東洋テックス
ダイヤモンドフロア
工事費用
420,000円

安曇野市穂高有明で壁は布クロス、床はじゅうたん敷きの昔ながらの洋間を、壁天井はビニールクロスへ貼り替え、床はフローリングに変更する内装工事を行いました。お施主様は東京の方で、お母さんがお一人で暮らしているご実家のリフォームです。布クロスやじゅうたん敷きは暗いイメージになりがちです。今回はそんな暗い感じのお部屋を明るい雰囲気に替えたいというご要望でご依頼いただきました。

工事は、壁は布クロスを剥がすと凹凸ができやすく、ビニールクロスがデコボコになってしまうので、布クロスは剥がさず上からベニヤを貼り、その上にビニールクロスを貼ります。床はじゅうたんを剥がし下地を調整してフローリング材を張っていくという内容です。

◆5.5mm厚ベニヤ張り

穂高内装工事

壁の工事から始めました。

布クロスは剥がさずに、上から5.5mmのベニヤを貼ります。珪藻土壁や聚楽壁、漆喰壁などをビニールクロスに張り替える場合、同じように5.5mm厚のベニヤを下地として貼ります。築年数が経っているお家なので、壁のゆがみがあり、90cmのベニヤの幅の左右で5mmほど歪んでいるというケースは往々にしてあります。その歪みを調整するのは大工さんの腕の見せ所です。

◆パテ処理とクロス貼り

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ベニヤが張り終わるとパテ処理をします。これはベニヤのジョイント部分が目地に泣て少し凹んでしまいます。このへこみをパテで埋めてベニヤ同士をフラットな面にするための作業です。ビニールクロスは少しの凹凸や異物を拾って表面に出てきてしまいます。その凹凸を解消します。パテが乾くのを待ってサンドペーパーをかけ、パテの凹凸も解消します。これで下地処理は終わりです。

次にクロスを貼っていきます。クロスを貼る際にはいくつかコツがありますが、一番重要なのはクロスを切るカッターの刃をこまめに折るもしくは交換するということです。切れが悪いカッターを使うと、クロスを引っ張ってきてしまいうまく切れません。1回ないし2回刃を入れたらカッターの刃を折る、その位のペースでカッターの切れを維持します。クロス貼りはDIYがお好きな方はご自分でやられるかと思います。カッターの刃をこまめに変えるとうまくいきますよ。

◆壁と天井のクロスが貼り終わりました

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壁と天井のクロスを貼る場合は、天井から貼ります。上を向いての作業なので結構大変です。壁に糊がついてしまうこともあるので、先に天井を仕上げます。

天井と壁のクロスが貼り終わりました。今まではベージュ系の暗い感じの布クロスでしたが、白系のビニールクロスに替わって、それだけでも明るい感じになりました。

◆床のじゅうたんを剥がすと・・・

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床の工事に入ります。

床のじゅうたんを剥がすとじゅうたんの下地はインシュレーションボードでした。

インシュレーションボードとは木のチップを繊維状になるまでほぐし接着剤などを混ぜてボード状に加工したものです。断熱効果があるので床材の下地に使われたり、畳の芯材にも使われています。ただ軟質のボードなので割れやすいというのが欠点です。

じゅうたんを剥がす前の段階で床がぶかぶかしていましたが、インシュレーションボードの劣化でした。穴が開いているところ、反ってしまっているところがあり、部屋を使うには心配だったことと思います。

◆インシュレーションボードをすべて撤去しました

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このままインシュレーションボードを使うわけにはいかず、すべて撤去して新しい下地を貼ることにしました。

なかなか見る機会もないと思うので床の構造をご紹介します。床の下地はまず大引きという太い角材があり、大引きと直角の方向に根太が入っています。根太は45cm間隔で入っています。昔はこの上に床材を張ることもありましたが、地面からの断熱性がない、ぎしぎしと床なりがするというとこから、今では構造用合板を入れてその上に床材を張ります。

 

◆下地の構造用合板と高さ調整に5.5mmベニヤ

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下地の構造用合板12mm厚を貼ります。12mmの合板を入れればしっかりとした下地になるのですが、もともとのじゅうたんの厚みとの関係で、12mmの合板だけでは廊下との高さが足りません。高さ調整のために5.5mmベニヤを入れました。これに床材を重ねると廊下の床と高さがあいます。

◆フローリングを張っていきます

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フローリング材を張っていきます。

使用したのは東洋テックスのダイヤモンドフロア4000 ベージュ色です。

下地の目地(ジョイント部分)が通っていないことにお気づきでしょうか?段違いになっているのが見えるかと思います。この目地を通してしまうと地震で揺れたときに目地から割れやすくなってしまいます。加工する必要があるのでひと手間かかってしまいますが、大工さんのこだわりです。

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巾木の取り付けがまだ終わっていませんが、ほぼ完成です。

今まで暗いイメージのお部屋から、白を基調とした明るいお部屋に生まれ変わりました。

床のフカフカも解消され安心、快適にお使いいただけると思います。

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