木製の塀や目隠しのメンテナンスの期間は2年に一度する必要があります。長い期間手を付けずに置くと木材が水を吸込み腐ったり、コケやカビが生えてきたりします。また乾燥して木材が反り返ったり、シロアリに食われるなどの被害も発生します。今回塗装金額が12万と高額になった理由も定期的なメンテナンスを怠った事が主な理由でした。作業内容が塗装するだけではなくなり、苔や黒カビなどの汚れ落とし、朽ちてボロボロになった部分の補修などやることが増えてしまい。結果、費用が余分にかかってしまいました。木材のメンテナンスの期間は非常に短い事を知ることが費用を抑える上で重要になります。さて、それを踏まえての塗装工事ですが木材の塗装には2種類の方法があります。1つはペンキで膜をつけての塗装です。メリットは簡単に塗装出来る事です、しかし木目など消えてしまい意匠性が悪くなってしまいます。それと木材は常に調湿しているのですが、その呼吸をペンキの塗膜で止めてしまい、結果塗膜が剝がれるなどの現象が現れる事が懸念されるので余りお勧め出来ません。2つ目は汚れなどをサンドペーパーで汚れを綺麗に取り除き木材の吸込みを利用して薬剤を刷り込むように塗装する方法で、表面には塗装膜はできません、木目なども消えず、意匠性が損なわれる事無く木材を守ることができる方法です、今回の塗装はこの方法で施工させて頂きました、汚れ落としの作業で大変苦労しましたが、その分綺麗に仕上げる事ができました。