■エコキュート交換施工■
【事前チェック】
施工を始める前に、安全確認を含めた事前確認を行います。
・安全確認! 感電しない様にエコキュートの電源(ブレーカー)を落とす
・安全確認2! 蓄熱暖房機への電源(ブレーカー)を落とす
・施工準備! エコキュートへの給水を止める
・効率性の確認! お風呂のお湯が抜かれていることを確認する
【既設エコキュートの撤去】
最初には貯湯タンクの中の水を抜水します。 タンク内に水が入っている状態ですと、
重量がありすぎて男性スタッフ数名でも持ち上げることが困難になります。
水を抜く作業と並行して、エコキュートに繋がる配管や配線を全て取り外します。
抜水と配管などの取り外しが出来たら、既設エコキュートを慎重に運び出します。
【土間の整理と新しいエコキュートの運び入れ】
エコキュートを運び出し、土間だけの状態になったらその上を綺麗に整えます。 長年の
間に葉っぱや泥が溜まっているためです。 なかなか掃除もしにくいところですので、
溜まること自体は仕方がありません。 こうした交換の機会に綺麗にします。
綺麗にした土間の上に設置ガイドを添えて、施工の方向性を確認します。 設置ガイドに
沿って、貯湯タンクと土間を固定するためのアンカーボルトを取り付けます。
このボルトの上に新しいエコキュートを据え置いたら、地面との並行性を確認して、
しっかりと貯湯タンクを固定します。
【リモコンの設置と配管の取付け】
屋内のリモコンを交換します。 お台所とお風呂場の2ヵ所です。 このお風呂場のリモコンは
特に水気がある場所ですので、リモコンと壁の接地部分四方にコーキング処理を施します。
リモコン交換と並行して、新しいエコキュートへの配管と配線の取り付けを行います。
リモコンも配管も接続出来たら、貯湯タンクへ注水し、満水になったら試運転の開始です。
【試運転とお引渡し】
試運転時に配管からの水漏れがないことをしっかりと確認します。 その後、配管に
断熱材と対光材を巻きつけ、更に配管を守るための脚カバーを設置します。
最後に試運転がシステム通り行われたかを確認します。
・リモコンにエラーが表示されていないか
・基本設置通りにお湯(この時点では水)が張れたか
・シャワーやお台所などでもお湯が出るか
こうした問題がなければ、お客様に使用方法をご説明しましてお引渡しとなります。
その際、普段ご使用の設定に変えるお手伝いを行いますので、お気軽にお申し付けください。
■蓄熱暖房機撤去■
【事前チェック】
蓄熱暖房機に繋がるブレーカーを落として、感電を起こさないようにします。
また、撤去中細かいレンガ材などが散らばりますので、運び出す導線上に養生を
しっかりと行います。
【蓄熱暖房機の分解と運び出し】
蓄熱暖房機は床や壁にビス打ちで固定されていますので、それらを取り外し、正面カバーを
取り外します。 中が露になりますとレンガが見えます。 このレンガに電熱線が貫通する
様に通っており、電熱線が過熱することでレンガに熱を与えて暖をとる、という仕組みです。
この電熱線を初めに取り外し、あとは体力と力が尽きるまでレンガを安全に外に運び出し
ます。
【壁の補修】
蓄熱暖房機のパネルを全て取り外すと、元の壁が見えますが、大体の場合そのクロスは
蓄熱暖房機の熱で焦げてしまっております。 この焦げた部分を手直しするには、クロスを
全て貼りかえる事が最も良い方法となりますが、それにはやはり別途大きなご費用が
必要となります。 そこで、この撤去時点では、クロスのお色に似通ったジョイントコーク
を薄く塗ることで、焦げ色を若干緩和させます。 ビス穴にもコーキングを張りまして、
撤去完了です。
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