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塩尻市で行いました外壁塗装工事の手順をご紹介いたします。
仮設足場が建ちましたらお家の丸洗いです。
長年のホコリや汚れを高圧洗浄機で丁寧に洗い流します。
網戸やサッシ等の塗装を施さない箇所も綺麗に洗います。
色決めは使用する塗料の色見本帳で行いますが、
今回の塗装は『既存の色模様を再現したい』と、お施主様からのご要望が御座いました。
2F外壁は単色ですので日塗工(日本塗料工業会)の色見本帳でお施主様と一緒に既存に近い色を選びました。
1F外壁はレンガ調なので目地の色とレンガ面の色分け(デザイン塗装)を行いました。
サイディングボードのつなぎ目にあるコーキングを打ち換えます。
日のあたりの良い面のコーキングは10年経てば傷んできます。
コーキングが痩せ始まった頃ですと増し打ち(650円/m)で処理できますが、
硬くなってしまったり、サイディング板との隙間ができてしまったら打替え(1100円/m)としております。
パナホームさんやダイワハウスさんのサイディングのお宅はコーキングの箇所が多く、
250mから350mぐらいの施工となります。
打替えと増し打ちの差額は450円ですので、
112,500円から157,500円も差額が出てしまいます。
もっとも、コーキングの劣化が少なく施工の必要がなければ、20~30万円はかからず済みます。
点検はお早めに行ったほうがリーズナブルにリフォームできますね。
使用いたしましたコーキング剤はオート化学工業株式会社のオートンイクシードです。
このコーキング剤はシリコンではなくウレタン樹脂になります。
塗料の耐候性で考えるとウレタン樹脂よりシリコン樹脂の方が丈夫となりますが、
コーキングは柔らかさが大事なので、シリコンより柔らかいウレタン樹脂のコーキングが良いのです。
メーカー希望耐候年数はなんと30年です。コーキングの上から被せる塗料(今回はフッ素)が10年ツヤツヤ保証ですので、もう一生ものですね。
今回使用いたしました塗料はAGCコーテック社のルミステージ水性サンバリアGT(フッ素樹脂)です。AGCコーテック社はフッ素樹脂塗料を開発しましたフッ素樹脂塗料メーカーのパイオニアです。
本来の塗装手順は、下塗り(下地材)⇒中塗り(主剤)⇒上塗り(主剤)の3回手塗り仕上げですが、今回のお宅の1F外壁はデザイン塗装ですので4回手塗り仕上げとなります。
3工程まではすいすい作業が進みますが、仕上げの4工程目だけは目地との色分けになりますので、短毛ローラーと刷毛でチリ(色分け際)を取りながら施工します。熟練の技が光ります。
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