塩尻市で行ったお風呂のリフォーム工事の様子をご紹介します。

ユニットバスからユニットバスへの交換工事で、傷が目立っていたこと、冬場寒かったこと、お湯が冷めやすかったことが交換工事のきっかけでした。ユニットバスとはいえ少し前のタイプだと寒さが気になるようです。こちらを業界ではトップクラスの断熱性を誇るタカラスタンダードのユニットバス、グランスパに交換しました。浴室のパネルに熱い断熱材が入っているのでよく室内は温かく、これも断熱材がしっかり入っている浴槽でお湯が冷めにくいつくりになっています。さらに弊社オリジナルの遮熱シート工法で暖かさを重視したリフォーム工事です。

工事に入る前の準備作業です。まずは解体したユニットバスの搬出、新しいユニットバスの搬入経路を養生シートで養生します。床を傷つけないようにするとともに、土足で行き来できるようにして靴の作業者の靴の脱着の煩わしさを軽減するためのものです。

また、工事図面と工事日程の予定表を掲示します。職人が今日何をやるのか、今何をやるのか、明日何をやるのかを明確にするためで、こちらもスムーズな工事の進行のために必要なものです。あわせて感染症対策のお約束も掲示します。職人、業者お施主様が安心して工事期間過ごせるようにのためです。

工事の様子です。まずは既存ユニットバスを解体します。ユニットバスなので比較的簡単に解体できるのですが、1坪しかないスペースなので職人は多くても二人までしか入ることができません。けがの内容に気を付けて作業します。廃材は２ｔトラックいっぱいに出ました。

ユニットバスでしたが下は砂利敷きだったのでコンクリート土間を打ちます。ユニットバスの安定のためと脱衣所の床とユニットバスの床をバリアフリーにする高さ調整のためのコンクリート土間です。鉄筋を組んだ丈夫なものを打ちます。

次に大変ご好評をいただいている弊社オリジナル工法の遮熱シートの敷設です。

タカラスタンダードのユニットバスの断熱性は十分なものです。バスパネルに断熱材が入っていますし、躯体の壁にも断熱材を入れます。長野県のような寒冷地での工事なので、ここにさらに遮熱シートを入れて温かさを逃がさないユニットバスにします。

遮熱シートはサーモバリアという商品で、梱包材のエアキャップ（プチプチ）に似たシートを純度９９.９％のアルミシートで挟んだもので、熱を反射させることで、浴室の壁に使う場合は暖かさが外に逃げるのを防いでくれます。逆に屋根や外壁に使うと夏の暑さを反射してくれます。

熱の伝わり方には直接触って伝わる熱【伝導熱　カイロなど】空気で伝わる熱【対流熱　エアコンなど】赤外線で伝わる熱【輻射熱　太陽・ストーブなど】の３つがあります。断熱材は伝導熱と対流熱には効果がありますが輻射熱は止まりません。サーモバリアは輻射熱に効果があります。ちなみに建物内の熱移動のうち伝導熱と対流熱は25％、輻射熱は75％あります。割合が一番大きい輻射熱に効果があるのがサーモバリアです。このサーモバリアを床と壁に貼ることでさらに暖かい浴室になり、お悩みだった冬場の寒さは解消されます。

解体、遮熱シートの敷設が終わると、いったん弊社職人は現場を離れます。ユニットバスの組み立てはメーカー、今回はタカラスタンダードの講習を受けて認定された業者が行います。ユニットバス組み立ては失敗やミスをするとやり直しがききません。そのためタカラスタンダードのユニットバスを熟知した専門の業者が行います。これは他のメーカーのユニットバスも同様です。ただ、あくまでも組み立てだけの作業で、給水、給湯、排水の配管工事、電気関係の配線工事は弊社職人が行います。

お掃除をして傷などの有無の確認、試運転をして湯張り、給水、給湯、シャワーの出などを確認し問題がなければ工事終了です。ご希望のお掃除が楽なお風呂、断熱材入りの壁パネル+弊社オリジナル遮熱シート工法+窓を一回り小さくすることで今までよりお暖かいお風呂になりました。快適なお風呂タイムを過ごしていただけると思います。

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