イトウ住建のお風呂施工実績
岡谷市お風呂リフォーム|介護保険利用で段差解消・手すり取り付け暖かいお風呂に
before
after
- 工事のきっかけ
- 介護が必要になり段差を解消したかった、暖かいお風呂にしたかった
- 施工内容
- タイル風呂からユニットバスへ交換工事
介護リフォーム - 施工期間
- 1週間
- 保証年数
- 10年
- 使用材料
- ユニットバス
Panasonic
FZシリーズ 1618サイズ - 工事費用
- 1,750,000円
洗面化粧台入れ替え・給湯器入れ替え含む
工事の概要
岡谷市安曇で行ったタイル風呂からユニットバスへのリフォーム工事の様子をご紹介します。
介護が必要になり、10㎝以上ある脱衣所と浴室の段差解消、寒いタイルから暖かいユニットバスへ手すりも欲しいというご要望でした。新しく入れたユニットバスはPanasonicのFZシリーズ1618サイズです。介護保険を利用しての工事でした。脱衣所の床がふかふかしていたので床を剥がして点検すると下の木材の腐食が見られ。こちらの補修工事、お風呂を解体してみると土台や柱の腐食、シロアリの被害も見られました。こちらも補修と防蟻処理を行っています。
介護には厳しい浴室の段差
施工前の様子です。脱衣所と浴室に10㎝以上の段差がありました。10㎝の段差はつまずくには十分な高さです。ましてや介護が必要ということであればなおさら厳しい段差です。ユニットバスへリフォームするとこの浴室と脱衣所の段差はなくなりバリアフリーになります。
使い勝手の良くない内開きの開き戸
入り口のドアが浴室側に開く開き戸でした。ドアが開く分のスペースが使いにくかったり、ドアの厚み分開口がふさがってしまいます。これも介護するには使い勝手がよくありません。引き戸に変更して開口幅をすべて使える仕様にします。
腐食していた脱衣所床
脱衣所の床がふかふかしていたので剥がして点検すると、根太など下地の木材が腐食していました。今にも抜けそうです。下地に新しい木材を入れて補修します。
工事前に工事図面と工程表、感染症対策のお約束を掲示します。職人が今何をやるのか、今日はどこまで終わらせるのか、明日の作業は何かなどを把握することで無駄なく工事を進めるものです。また、感染症対策のお約束を掲示することで職人もお施主様も安心して工事できます。
既存浴室の解体
工事の様子です。まずは既存のタイル風呂を解体していきます。必要なスペースを確保すればいいので壁は剥がす部分、残す部分がありますが、床はタイル、タイルの下のモルタル、モルタルの下のグリという石を剥がして撤去しなければなりません。床の解体が重労働です。必要な深さまで剥がしていきます。2tトラックいっぱいに廃材が出ました。
土台木材の腐食
タイル、モルタルを解体すると、土台の木材がボロボロでした。タイル風呂は往々にして土台の腐食が見られるので、あらかじめ土台の補修は見積もりに入れています。もし腐食がなければ費用からマイナスさせていただきます。
窓枠にはシロアリ被害
窓枠にはシロアリが通る蟻道が見られました。この高さまでシロアリが上がってきていたということは土台は腐食+シロアリと考えられます。窓枠は仲がスカスカになっていたのでこちらも補修が必要です。
柱、土台の入れ替え、補強
腐食していた柱や土台の木材を入れ替えて補強します。浴室内のほぼすべての木材を入れ替えました
外壁の補修
脱衣所から外に出ることができるドアがあったのですが、不要ということでつぶして壁にしました。窓枠を補修したことで外壁が壊すことになりました。外壁はモルタルだったのでモルタルで補修します。通常モルタルはラス網という金網にモルタルを塗布するのですが、今回はラスカットという耐力壁とラス網を兼ねた建材を使いました。防蟻、防虫処理もされている建材です。
木材の防蟻処理
最後に今回入れ替えた木材、壊さず残した木材に防蟻剤を塗布します。これで浴室周りのシロアリ被害はなくなると思います。
コンクリート土間打設
次にコンクリート土間を打設します。新しく入れるユニットバスは揺れに強い耐震性の高いユニットバスです。そのユニットバスが乗る土台が脆弱では意味がありません。ワイヤーメッシュを入れて補強してコンクリートを打ちます。
暖かいお風呂へ まずは断熱材
今回の工事のテーマの一つに暖かいお風呂というものがありました。今までは断熱材も入っていないタイル風呂だったのでおそらく外気との温度差はなかったと想像できます。まずは温かいお風呂への第一弾としてグラスウールの断熱材を壁一面に入れます。
暖かいお風呂へ 遮熱シート工法
一般的には断熱材を入れれば、ユニットバスの壁パネルにも断熱材が入っているのでOKとなると思います。これでも今までに比べれば十分暖かいと思います。しかし弊社はさらに遮熱シートを床と窓下まで入れます。これは弊社オリジナルの工法です。
遮熱シートはサーモバリアという商品で、梱包材のエアキャップ(プチプチ)に似たシートを純度99.9%のアルミシートで挟んだもので、熱を反射させることで、浴室の壁に使う場合は暖かさが外に逃げるのを防いでくれます。逆に屋根や外壁に使うと夏の暑さを反射してくれます。
熱の伝わり方には直接触って伝わる熱【伝導熱 カイロなど】空気で伝わる熱【対流熱 エアコンなど】赤外線で伝わる熱【輻射熱 太陽・ストーブなど】の3つがあります。断熱材は伝導熱と対流熱には効果がありますが輻射熱は止まりません。サーモバリアは輻射熱に効果があります。ちなみに建物内の熱移動のうち伝導熱と対流熱は25%、輻射熱は75%あります。割合が一番大きい輻射熱に効果があるのがサーモバリアです。このサーモバリアを床と壁に貼ることでさらに暖かい浴室になり、お悩みだった冬場の寒さは解消されます。
ユニットバスの組み立て
解体、遮熱シートの敷設が終わると、いったん弊社職人は現場を離れます。ユニットバスの組み立てはメーカー、今回はタカラスタンダードの講習を受けて認定された業者が行います。ユニットバス組み立ては失敗やミスをするとやり直しがききません。そのためタカラスタンダードのユニットバスを熟知した専門の業者が行います。これは他のメーカーのユニットバスも同様です。ただ、あくまでも組み立てだけの作業で、給水、給湯、排水の配管工事、電気関係の配線工事は弊社職人が行います。
入口ドアの入れ替え
今までの入り口ドアは浴室側への内開きのドアでした。介護が必要なら使い勝手がよくありません。今回は入り口ドアを引き戸に変更しました。開口幅を100%使えるので、ご入浴の介助もしやすくなると思います。
外壁の補修
窓枠を壊した関係で一緒に壊れた外壁を補修します。ラスカットを張った外壁にモルタルを塗布していきます。左官工事と言いますが盛ん職人が減ってきていて、今ではモルタル外壁もあまり見なくなりました。
モルタルが十分乾燥したら塗装をして仕上げます。
石油給湯器の交換
石油給湯器の交換も行いました。ノーリツの4万キロフルオートです。フルオートは設定した浴槽の湯張り水量が貯まると自動で湯張りが止まり、入浴中に減った浴槽のお湯を設定料まで自動足し湯してくれる機能です。今までは給湯専用で手動でお湯を止めに行っていたそうなので、かなり手間が省けます。右の写真の配管は青が給水管、赤が給湯管、白は追い炊き配管です。追い炊きは手動はもちろん、自動でも浴槽の温度が下がると自動で追い炊きしてくれます。
工事終了です
お掃除をして傷などがないかの確認、試運転をして湯張りなどの確認をし、問題がなければ工事終了です。
今までとは比べものにならないくらい暖かく快適なお風呂になったかと思います。手すりも付けて介護にも重視した造りになっています。
弊社では地域密着で工事をさせていただいています。長野県の寒さを熟知していると自負しております。お風呂の寒さでお困りの方は一度メールやラインでお気軽にご相談ください。
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