まず初めに、ブレーカーを落とし、不凍栓をしっかりと止めます。
これらは、施工中の感電や水漏れを防ぐために行われます。
この事故対策を行ったら、さっそくボイラーの取り外しです。
まず、接続されている配管や配線の取り外しです。
オイルタンクに接続されている銅管も忘れず外しましょう。
これらは、新しいボイラーにも再利用されますので、
傷つけない様に最新の注意を払います。
もし、外した配線に傷がついたなら、
それはこの先断線の原因となりかねません。
全ての配管・配線を取り除いたら、
既存のボイラーを取り外します。
これまで使用していたのが”給湯専用”のボイラーであったため、
お風呂にはお湯を追い炊きするための循環口がありませんでした。
そのため、浴槽と躯体(家)の土間コンクリート部分に穴を空け、
新たに循環用のパイプを配置しなければなりません。
それぞれに適度な穴を空けたらパイプを通し、
外側には虫やほこりが入らない様に、しっかりとふたをいたします。
既存のボイラーを外したら、
新しいボイラーを仮配置します。
何故 ”仮” 配置なのかというと、この大まかに配置することで、
再利用する配管や配線が足りているのか不足しているのか、
不足しているなら、どの様に配管を延長すれば
見栄え良くかつ機能的に接続できるのか、
こうした事を考えるためです。
こうして、配管などの位置や不足状況を把握したら、
本格的な取り付けです。
フレキシブル配管という加工しやすいアルミ配管を使用して、
各配管を取り付けが出来たら、
これまで給湯専用にはなかった
リモコンの設置、
カロンの設置、
シャワーの設置、
をそれぞれ行います。
ここまで出来たら、
ブレーカーと不凍栓を戻し、実際に稼働させてみます。
試運転を行うことで、システムに誤作動がないか、接続間違いがないか、
水漏れがないか、こうした異常がないかの確認をしっかりと行います。
問題がないことが確認出来たら、
寒気と紫外線から配管を守るための保護材を取り付け、完成です。
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