1.既存給湯器の取り外し ~ドレン作業、配管・配線外し~ |
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まずはじめに、
ブレーカーを落とし感電対策を行います。
ブレーカーを落とすと言っても、
施工中家の電気が全て使えなくなる分けではありません。
エコキュートに繋がる電源だけ落とします。
エコキュートのブレーカーの目印は”200v”。
大抵は”給湯器”や”エコキュート”といったラベルが 貼られていますし、
分からなくても施工スタッフがブレーカー落としますので、ご安心下さいませ。
次に 不凍栓を閉めて 水の供給を 止めます。
更に浴槽内に水が溜まっていないかを確認し、
給湯器の貯湯タンクに 溜まっている水を排水します。
この排水処理を行うことで、エコキュート全体の重量を落とし、
持ち運びしやすい様にします。
この排水には おおよそ40分前後かかります。
そのため、この40分の間に電線や配管を取り外し、
給湯器を固定している金具も取り外します。
排水が終われば男性3人~4人で給湯器の運び出しです。
2.新規給湯器の設置 ~土間の整理、運び入れ、配管接続~ |
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給湯器を移動したら 新しい給湯器の取り付け準備です。
給湯器を設置するコンクリート土間に 、
給湯器を固定するためのアンカーボルト 設置します。
給湯器には取り付けガイドがありますので、
このガイドを土間に置いて、
アンカーボルトを設置するための穴の位置や、設置後の配管の向きなどを決定します。
ガイドに沿って設置の準備ができたら、
早速新しい給湯器の取り付け開始です。
給湯器を運び入れ、
アンカーボルトで土間とエコキュートとをしっかりと固定し、
それぞれの配管と配線の接続を行います。
次はリモコンの取り替えです。
お台所とお風呂場にお邪魔させていただき、
既存のリモコンと新しいリモコンと取り替えます。
リモコンの配線は壁と壁の中を通り、給湯器とリモコンとを結んでいます。
このリモコン交換の時、
リモコン線が壁の中に落ちないように気をつけましょう。
壁の中に落としてしまうと、
大抵の場合は壁を壊さなければ リモコン線を回収することができません。
リモコンの取り付けが できたら、
給湯器に注水して試運転の開始です。
この試運転を行うと、当然のことながら各配管にも水が巡るわけですが、
この際に各配管の接続口から水漏れがないかをしっかりと確認いたします。
問題がなければ、 配管に不凍栓を巻きつけ凍結防止を行い、
紫外線からの影響を緩和させるために保護材を巻きつけます。
しっかりと配管の保護ができたら、
ドレン配管からの排水を逃がすための浸透桝の設置を行います。
元々給湯器からの排水を逃がすための升も配管も設置されず、
土間に直接排水が垂れ流されていた状態は、
給湯器の錆つきに繋がり、寿命を縮める要因ともなってしまいます。
誘導配管を設置して近場の地面に流れる様にしてもよかったのですが、
お客様のご要望で、浸透桝を新たに設けることといたしました。
これで屋外の施工は終了ですが、
まだ気を抜いてはいけません。
屋内に入り、試運転が終わった結果の確認です。
システム通りお湯が晴れたか、
エラーが起こっていないかなどの確認を行います。
また湯量や湯音をお客様のお好みに設定し直します。
一連の確認と設定が終わりましたら、
お客様へのご説明となりお引渡しとなります。
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