1.既存給湯器の取り外し ~ドレン作業、配管・配線外し~ |
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まずは既存の給湯器の取り外しから始めます。
給湯器の中に貯まっている水抜きを行い、接続されている配管や配線を外していきます。
水が抜けて給湯器の重量が軽くなったら、大人3~4名ほどで運び出します。
給湯器は空の状態でも、450kg前後の重さがありますので要注意です。
2.新規給湯器の設置 ~土間の整理、運び入れ、配管接続~ |
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既存の給湯器の運び出しが終わったら、その土台部分をきれいに整えます。
この土台を”土間”といいます。 今度は、新しい給湯器を取り付けるための準備を行います。
準備というのは、新しい給湯器をどの向きに取り付け、どのような配置で配管を作成し、
取り付けるかを熟考することです。
この話をすると、
多くの方は「給湯器を取り付けるのに、そんなに違いがあるの?」
と思われるようです。しかし、配管などの取付は各ご家庭で様々なので、
設置方法を合わせて考えなければ見た目が悪い、長野の言い方で「みぐさい」
ことになってしまういます。
隠れたところに、職人の知恵と努力が詰まっているのです。
土間の整理と取り付け準備が整ったら、新しい給湯器を取り付けます。
先に述べたように、空の状態でも給湯器はとても重いものです。
大人複数人で運び出し、万が一にも傷がついたり落としたりしないように、
身長に運びます。
給湯器本体を設置したら、次に配管と配線を順次繋いでいきます。この際、必ずと言って
良いほど配管の長さが足りなくなります。この不足分は”フレキシブル配管”を使用して、
増設していきます。
この時の注意点は、設置される各配管がバラバラにならない様にすること。
一か所にまとまって同様のラインで配管が設置されれば、無駄な露出がなくなるので
見た目が整然とします。
本体と配管の設置が終わったら、リモコンの取付を行います。
お家にお邪魔させていただき、お台所とお風呂場のリモコンを、新しいものに取り換えます。
ここまで出来たら、あとは試運転を行い、
システムがしっかりと作動するかのチェックを行います。
この試運転には約30分かかります。
この試運転の間に、
各配管の繋ぎがしっかりできているか、
その接続部から水漏れがないかといったチェックをしっかり行います。
水漏れと一言で言っても、盛大に水があふれてくるとは限りません。
接続部から滲むように水漏れしている場合もあります。
時間をかけてしっかりと、水漏れしていないことを確認いたします。
問題がなければ、各配管の保護を行います。
凍結から守るための”凍結防止帯”と”スポンジ状の防止材”のセット
紫外線から配管を守るための”布状のキャンパス”
保護も終了したら、試運転の結果、つまりは動作が正常に行われたかの確認を行います。
併せて湯量や湯温の設定を行いますので、ご希望があればお気軽にお声がけください。
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