エコキュート施工の前に、2つの事前チェックがございます。
1:エコキュートのブレーカーが落ちているか
2:浴槽内の水が抜けているか
施工時の安全性と効率性を図るうえで、
両方とも重要な確認事項となります。
午前中にお出かけされたい方は、この確認だけはさせていただきたい為、
予めご承知おきくださいませ。
事前チェックが済みましたら、早速既設エコキュートの撤去です。
まず初めに、貯湯タンク内の水を全て抜水致します。
タンク内に水が溜まっている状態だと、重量がありすぎ運び出せません。
一度全て抜かせて頂きますため、ご承知おきください。
この抜水作業はおおよそ30分ほどの時間が必要となります。
そのため並行して、エコキュートに接続されている全ての配管と信号線を
取り外します。
配管・配線が流用いたしますので、
取外しの際には気づ付けない様に最新の注意を払います。
また、それらに裂傷などがないかしっかりと確認を行います。
もしそうした傷があれば、後の断線や故障の原因となるためです。
そうした異常が発見されたら、新しいものへと交換致しますのでご安心下さい。
2.新規給湯器の設置 ~土間の整理、運び入れ、配管接続~ |
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配管、配線の取り外しが終わる頃には、
抜水も終了していますので、貯湯タンクの運び出しをします。
貯湯タンクとヒートポンプが撤去出来たら、
このタンクが座っていた土間を綺麗に整頓します。
長年の土屋はっぱが隙間から入って汚れてしまっているのです。
土間の整理が出来たら、
新しいエコキュートに付随している設置ガイドに沿って、
取付の方向性を職人同士で意見を出し合いながら確認していきます。
各ご家庭で、配管の位置や状況は異なりますため、
毎回、より良い方法を模索しております。
設置の方向性が決まったら、
エコキュートを土間に固定するためのアンカーボルトを設置し、
新しい貯湯タンクとヒートポンプの運び入れです。
地面との並行性をしっかりと測り、
土間との固定を行えば、搬入の完了です。
貯湯タンクとヒートポンプの運び入れが終わったら、
各配管と配線の再接続です。
この際、前述した通り配管・配線は既設流用いたしますが、
必ずといってよいほど、新しいタンクに接続するには長さが足りません。
これは、設置された10数年前と現在とで規格が変わっているためです。
そこで、フレキシブル配管というアルミニウム素材の配管で増設を行います。
配管・配線の接続が出来れば、
屋内2ヵ所のリモコンを交換します。
お台所のリモコンはそのまま挿げ替えるだけですが、
お風呂のリモコンはその裏側に水が入らないように、
壁とリモコンとの間にコーキングを張り予防します。
リモコン交換も完了したら、
貯湯タンクに注水し、試運転の開始です。
この試運転中に、各配管の接続部から水が漏れていないかの確認を行います。
配管に水が流れると内部から圧力がかかり、接続がゆるい配管であれば、
その接続部から滲むように水が漏れるのです。
これらの問題がなければ、
配管に防寒材や対光材を巻きつけて、
貯湯タンクの配管カバーを設置すれば外側工事は終了。
最後に、試運転のシステムチェックを行います。
システム通りにお湯はり(この時点ではまだ水)ができたか、
リモコンにエラー表示がないか、
そして、シャワーや洗面台、お台所でお湯がしっかりと出るのか、
これらの確認が出来たら施工終了。
お客様に基本的な使用方法をご説明差し上げ、
お湯量や温度をお好みに合わせて設定しましたら、お引渡しです。
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