今回のご依頼は、全2日にて施工いたします。
1日目=点検口の新設(約2時間)
2日目=エコキュートの交換設置(1日仕事)
まず初日に床下点検口の設置を行います。
床を切るために細かい切りくずが舞い散りますので、
洗濯機などに養生をかけ、木くずが飛ぶ範囲を最小限にとどめます。
用意が出来たら、
床下点検口のサイズに合わせて、
床に印をつけていきます。
正確に測量し、開口ヵ所に目安を付けたら、
電動工具と胴つきのこぎりとで床を開口いたします。
床の開口が出来たら、
多めに設置されていた床の支え材である『根太(ねだ)』を
一部切り取り、人が通れる状態にします。
開口部の周囲に『野縁(のぶち)』という木材で支えを作り、
点検口の枠を設置します。
点検口の蓋は、切り取った床を加工して縁取りと指かけを取り付けたら完成です。
2日目
エコキュートの交換施工です。
ブレーカーなどを確認して、安全確認を行ったら、
貯湯タンク内の水を全て抜水します。
この抜水と並行して、貯湯タンクとヒートポンプに繋がる
全ての配管と配線を取り外します。
この際に、三層管以外の既設配管や配線は流用いたしますので、
傷などがついていないか念入りに確認を行います。
全ての配管・配線が取り外せ、タンク内の水が空になったら、
貯湯タンクの撤去です。
屋内設置ですので、いつも以上に慎重に、
壁などこすったり傷つけない様に最新の注意を払いながら移動します。
既設タンクの撤去が出来たら、
そのタンクが座っていた部分の整理です。
床や壁の長年のほこりを綺麗にふき取りましてから、設置の確認を行います。
貯湯タンクをそのまま床に置いたら床がひどく傷ついてしまうので、
床とタンクの脚との間に木材を挟みます。
この木材も動かない様に床と固定したら、
新しいエコキュートをその上に搬入します。
この木材との固定ですが、床上を滑らない様にするための固定ですので、
地震などの揺れには対応出来ません。
既存のエコキュートは、床にも壁にも固定されおらず、
ただ細い木の上に据え置かれていただけでした。
そこで、エコキュートは最後に壁内の間柱としっかり固定する想定です。
床との並行性を確認し、
床上の木材とエコキュートを固定したら、
貯湯タンクに配管と配線を接続していきます。
この接続と並行して、屋内のリモコン設置にとりかかります。
台所と浴室のリモコン両方とも交換です。
特に浴室のリモコンは、中に少しの水分も入らない様に、
リモコンと壁との接地部分にコーキング処理を施します。
配管の接続、リモコンの交換が出来たら、貯湯タンクに注水して、
試運転の開始です。
試運転には約30分かかります。
この試運転の際に、配管からの水漏れがないかを念入りに確認します。
少しの滲みも見られなければ、配管の保護を行います。
断熱材と紫外線からの防護材を巻きつけ終わる頃には、
試運転も終了していますので、システム通りに動いたのか確認を行います。
浴槽のお湯(この時点では水)のたまり具合やリモコンのエラー表示の確認。
各水栓からお湯がしっかりと出るかの確認を行ったら、
お客様へのご説明です。
最後にお客様が普段ご使用の湯温・湯量に設定するお手伝いをいたしますので、
設定にご不安のある方はお気兼ねなくお申しつけくださいませ。
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