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まずは事前チェックを行います。
・エコキュートに繋がるブレーカーを落とす事
・浴槽内の水が空になっている事
・エコキュートの給水が止まった事
これらは職人の安全管理や作業効率に関わる確認となります。
事前チェックが出来たら、早速エコキュート撤去を始めます。
既設貯湯タンクの内部の水を全て抜水いたします。
おおよそこの水抜きに30～40分ほど時間が必要ですので、
その間に並行して、配管や配線を取り外します。
これらの配管/配線は既設流用いたしますので、
・取り外しの際に傷つけないようにする
・既に傷がついていないかをしっかりと確認する
上記2点に注意を払って取り外しを行います。
取外しが終わりタンク内の抜水も終われば、
貯湯タンクの運び出しです。
この水がない状態でも300kg以上の重さがありますので、
成人男性数人で、十分に注意しながら運び出します。
既設貯湯タンクとヒートポンプの撤去が出来たら、
これまで使用されていた土間を整理します。
土間の上には長年の土や枯葉がたくさん積もっています。
設置の計画を立てる上でも必要なことですが、
こうした取替の際でないと中々綺麗にするチャンスはありません。
エコキュートを設置する前に、
この土間を綺麗にしましたら、
新しいエコキュートに付属している設置ガイドを土間上に当ておきます。
設置ガイドに沿って、
配管位置、立上り方などを考慮して、微調整を繰り返しながら、
設置する位置を割り出します。
設置の方向性が決まれば、
土間にアンカーボルトというエコキュートと土間を固定するための金具を取り付けます。
あとは配管の位置を設置ガイドに合わせて揃え、
新しい貯湯タンクとヒートポンプの運び入れです。
新しいエコキュートの運び入れが出来たら、
配管と配線を前の給湯器と同じように設置いたします。
新しいエコキュートはどのメーカーも、
配管の取付位置が昔の型よりも高い位置にあります。
そのため、既設配管を利用するとはいえ長さが必ずと言ってよいほど足りなくなります。
この不足分は、フレキシブル配管という加工性の高い配管にて造作します。
またこの配管設置に合わせて、リモコンの信号線や主電源の配線を設置いたします。
並行して、屋内の2ヵ所のリモコンも設置してまいります。
お台所とお風呂場に伺いますので、あらかじめご承知おきください。
リモコン設置と配管/配線設置が出来たら、
貯湯タンクに注水し、満タンになったら試運転の開始です。
試運転が行われると配管の内部に圧力がかかります。
これにより、配管の取り付け部分に締め付けが弱かったりした箇所があると、
水漏れが発生します。
この水漏れが噴き出るような一目で分かる水漏れであれば、
すぐにそれだと把握できますが、
滲むようにゆっくりと水漏れする場合もございます。
日頃同じように繰り返している作業であるとはいえ、
慢心せずにしっかりと水漏れ確認を行い、
その発生がないことを目視と手で直接触れることで確認を行います。
この確認が出来たら、最後に試運転がシステム通りに行われたかの
最終確認です。
水がしっかりとはれているか、リモコンにエラー表示はでていないか、
他の水栓から水・お湯がしっかりと出るか、
こうした確認が出来たら、
お客様へ使用方法のご説明をしながら、湯量や湯音を設定してまいります。
普段ご使用の設定に合わせてまいりますので、
お気軽にお申し付けくださいませ。
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