【土間の打設】
土間の打設から行います。 既設ボイラーと同じ個所にエコキュートを設置する場合は、
最初にボイラーを撤去することから始めなければなりませんが、今回は別の場所に設置する
ので、ボイラーは稼働させたままで問題ありません。
設置予定ヵ所の地面を掘り、ドレン配管などの位置を決めます。 配管の位置が決まったら
家の基礎に骨組み用の鉄芯を取り付けます。 コンクリートを成型するための型枠を設置し、
地面に砂利を敷き詰めます。 メッシュを鉄芯に固定し、骨組みをよりしっかりと組み上げ
たら、コンクリートを練り型枠の中に流し込みます。
コンクリートがしっかりと固まるまでに3日ほど時間を空ける必要がありますので、
その間コンクリートに異物が入らない様に養生します。
【ボイラーの撤去】
土間がしっかりと固まったら、ボイラーの撤去とエコキュートの設置を行います。
まず初めに事前チェックとして以下の要綱を確認します。
・感電しない様にエコキュートの電源(ブレーカー)を落とす
・エコキュートへの給水を止める
・お風呂のお湯が抜かれていることを確認する
【既設エコキュートの撤去】
事前チェックが出来たら、ボイラーの撤去を行います。 灯油の銅管はもう使用しないので、
灯油がながれてこないように処理します。
【エコキュートの設置】
打設した土間の上に、エコキュートの設置ガイドを添えて、設置位置を確認します。
設置位置が割り出せたらアンカーボルトを打ち込み、その上に新しいエコキュートを
かぶせるように据え置きます。 地面からの並行性をしっかりととってから、アンカー
ボルトを締めあげます。
【配管の増設】
ボイラーの付近に設置されていた給水/給湯配管と循環配管を延長造作して、エコキュート
まで敷きます。 その際に見た目が悪くならない様に、配管カバーを設置して、なるべく
家の基礎に沿うように配管を流します。
【主電源用配線の電気工事】
ブレーカーから200V用の配線を増設して、屋根裏を通して外壁まで引っ張ってきます。
蛇腹のCD管を通して、給水配管などと同じ場所を通して、エコキュートまで引いてきます。
【各配管の設置とリモコンの設置、貯湯タンクへの給水】
配管、配線がの用意が出来たら、それらを全てエコキュートに接続します。 またそれと
並行して屋内のリモコンを新しいものへと交換します。 配管/配線の接続、リモコンの設置
が出来たら、貯湯タンクへの給水を開始します。 タンクが満水になったら、試運転の
開始です。
【試運転と確認】
試運転を行うと各配管の内部に水が行きわたり、内部からの圧力がかかります。 この時に、
配管の締め上げが緩かったり裂傷があったりすると、その部分から水漏れが起こります。
この水漏れがないかを時間をかけてしっかりと確認し問題がなければ、各配管に
断熱材と対光材を巻き、脚カバーを設置してタンクの施工は完了です。
【試運転の確認とお引渡し】
試運転は約30分ほどで終了します。 試運転が終われば、実際にシステム通り動いたか
確認をします。 システム通りお湯が張れたか、他の水栓でもお湯が出るか、リモコンに
エラー表示がでていないか。。。
こうした確認で問題がなければ、使用方法をお客様にご説明差し上げまして、
お引渡しです。
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