まずは、大本の不凍栓を閉めて水が流れないようにします。
これで、取り換え施工中にずぶぬれになる心配はありません。
次に、立不凍水栓を土中の水配管とつながっている部分まで掘り返します。
不凍水栓に限らず、給水管など地中を走る水の配管には、
外気温で凍結しないように、深くまで掘らなければなりません。
この”地面が凍る深さ”のことを”凍結震度”といいます。
この深さは地域によって異なります。
暖かい地域もあれば-20度を下回る地域も、幅広くあるからですね。
その為、”地中のどのくらいの深さまで掘らなければいけないよ”と
いう凍結震度の設定は、市単位で異なります。
安曇野市は60cmに設定されています。
そのため、今回の立不凍水栓も60cmまで掘り返しました。
配管の接続部まで掘り返し分解、取り外したら、
次は 新しい立不凍水栓を設置します。
メーカーにもよりますが、長さ(サイズ)を選ぶことができます。
今回の”イマジナ”の立不凍水栓は、0.8m、1m、1.2mで選ぶことができました。
(もちろん価格は変わります)
一般的には、 腰をかがめて立って蛇口を回せる高さのものを
よく目にするのではないでしょうか。1mの立不凍水栓ですね。
今回お客様がご希望になられたのは、0.8m。
少し腰を曲げ 蛇口を捻るような 高さです。
あまり高さをつけないことで、
水を出した時に 地面に跳ね返り飛び散る水量を 抑える目的でした。
不凍栓の 設置が終わりましたら 、
地面を元に戻す前に 蛇口をひねり水が通常通り出るのか等、
不凍栓の機能が問題ないか確認を致します。
お客様にもご使用感を試していただき、
問題がなければ土を戻して施工完了です。
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