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諏訪市湯の脇で和式トイレ(汽車便 きしゃべん)を洋式トイレに改修する工事を行いました。お施主様の高齢のご両親が住んでいらっしゃるご実家のトイレ工事です。ご両親には和式トイレは使いにくく、簡易式の洋式トイレを設置してお使いでしたが、思い切って改修工事を決められました。
汽車便とは一段上がったところにある和式トイレのことです。汽車(電車)で使われているトイレの形式から汽車便と呼ばれています。男性が立ったまま用を足すので一段高くして便器を近づけたのでこういう形になったものと思われます。私たち世代では使った経験があるのですが、若い世代は使ったことがないかもしれません。
まずトイレの床を解体して、排水位置をずらします。排水位置をずらす理由は、今の新しいトイレは排水位置が奥の壁から20cmという基準があり、その20cmに合わせるためです。床を壊した関係で壁も壊さなければいけません。幸い下半分のパネル壁と上半分の繊維壁に分かれていたので上半分の繊維壁は壊さず、下半分のパネル壁のみ解体しました。
壁には断熱材が入っていなかったので、入れるスペースがあるところだけですが断熱材「グラスウール」を入れました。多少なりとも暖かくなるかと思います。
壊した床には根太を入れて下地を作って、12mm厚の合板を入れました。根太を組んだ際にスタイロフォームも入れて断熱しています。12mm厚の合板なのでしっかりとした床ができました。この後クッションフロアを貼ります。
壊さなかった繊維壁には5.5mmのベニヤを貼ってクロスを貼るための下地を作りました。クッションフロアとクロスが張り終わり、最初のトイレ室内と比べ物にならないほど明るくなったと思います。
新しいトイレを据え付けて完成です。ご両親も大変喜ばれておられました。
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