カウンター付きトイレの取替施工に行ってまいりました 。

これまでご使用のトイレはまだ壊れておりませんでしたが、

お客様のご希望により「トイレ内の収納が欲しい」というご要望がありました。

しかし、現在のトイレスペースを考えると、

収納カウンターを取り付けられるだけの余幅がないのです。。。

お客様もあきらめかけていらっしゃいましたが、

そのこだわりのリフォームを何とか実現したく、

トイレの壁を加工してカウンターを取り付けるご提案をいたしました。

この収納カウンターの新設に合わせて、

トイレも最新のものに交換されるご決断をされました。

トイレカウンターや、手洗い場、

他にもトイレットペーパーの収納棚などを取り付けられたい

方は多くいらっしゃるのではないでしょうか？

しかし、気に入られた造作物をトイレ内に設置しようとしても、

トイレ空間はもともと決まった広さしかありませんので、

無理に取り付けて狭いトイレになってしまう想像をされてしまうかもしれません。

今回のご依頼者様も同様でした。

便器と収納カウンターの距離が異常に近くなり、極端な狭さを感じてしまったのです。

その為、お客様も取付を一時は断念されておられました。

しかし、ご安心ください。

今回の施工の様に、

トイレの壁を加工して収納カウンターを半分～全部埋め込む施工が可能です。

（可能かどうか、事前に職人が調査する必要があります。）

”リフォーム”とは、

単純に今あるスペースに造成物をとりつけるだけではありません。

周囲の壁や床を加工するなどして、

お客様の生活空間をより充実させることが”リフォーム”なのです。

施工日　～1日目～　　　　　　　　2022/06/15　水曜日

初日は、

トイレの撤去から行います。

今回の施工の目玉は、カウンターの取付です。

それもただカ既存のトイレの壁を加工して取り付けるため、

しっかりとした作業空間を作る必要があります。

その為、まずはトイレの撤去し、壁の造作が出来る状態を作り上げます。

また、同時に壁に取り付けられている洗面台を撤去し、

壁に埋め込まれている排水管が見える様に、壁を開きます。

そうそう、トイレの撤去を行う際には、

まず最初に不凍栓で給水をしっかりとめましょう。

これを忘れると、自分も、周囲も水浸しになってしまいます。

ご自身でトイレ交換をチャレンジされる方は、

水止めをお忘れなきよう。

施工日　～2日目～　　　　　　　　2022/06/16　木曜日

2日目は、1日かけて壁の加工を行います。

今回ご提案した「収納カウンターを設置しても狭さを感じない」方法は、

「壁を凹ませて、その新しく出来た空間にカウンターを取り付ける」というものです。

まずは、カウンターを取り付ける想定部分の壁を取り払います。

壁の背面が出てきたら、新しい壁を取り付けるための骨組みを作成します。

おおよそ地面から高さ約100cmの範囲の壁の厚さが、

薄めの壁になるイメージですね。

この約100cmより上の壁は、既存の厚さを維持しますので、

下枠をしっかりとつくります。

すると これまでのトイレ壁に、

”約100cmの長方形の凹みがあるタイプ”の新しい壁が出来上がります。

施工日　～3日目～　　　　　　　　2022/06/17　金曜日

3日目になりました。

出来上がった壁に綺麗に壁紙を貼ります。

今回のご依頼では、床・壁・天井と全面を新しくいたしました。

綺麗に化粧された壁にカウンターを取り付けていきます。

カウンターの骨組みを設置し、

これに合わせて、排水管の設置を行います。

カウンターの裏側の設置が整ったら、

カウンターの引戸や天端を設置して出来上がりです。

施工日　～4日目～　　　　　　　　2022/06/18　土曜日

4日目の最終日は、新しいトイレの設置です。

専用の配管を床に設置したら、TOTOネオレストを取り付けます。

まだリモコンの設置や試運転などが残っていますが、

床の適当な位置に便器を置いただけで、新しいトイレ空間にわくわくしてしまいます。

しかしまだ終わりではありませんので、

気を引き締め直して最後の仕上げです。

お客様に実際に見ていただきながら、

リモコンの使いやすい位置を微調整しながら設置いたします。

リモコンも取り付けれたら試運転です。

各ボタンが設定通り動くかの動作チェックを行ったら...

最後に！

お客様のカウンターと同じくらいこだわりの”ミラー”の設置を行います！！

フレームがなく、またその大きさからストレスなく使用できる鏡です。

気持ちよく使用していただけるように、

水平に設置されるように、職人が最新の注意をもって取り付けます！

これにて完成！

お客様のこだわりの

”15cm壁を凹ませた 収納付きカウンターの美しいスタイリッシュトイレ”

のお引渡しとなりました。

トイレにしろ、その他のリフォームにしろ、

今あるスペース/空間の中に上手く”配置”出来るか

という視点で見る事が多いです。

その為、その空間を狭める、快適な幅/導線が維持できないとなると

それを”そぐわない”と考えてしまいがちです。

しかし、壁に埋め込む、天井に埋め込む、床の段差を変えるなど

こうした施工を組み合わせることで、

その”そぐわない”は解消されるかもしれません。

人によって好みは千差万別。

その分リフォームの形も自由自在。

何ができるのか、どのようなことができるのか、

是非皆様の ご期待を 私どもにご相談くださいませ。