1.既存トイレの撤去 / 配管の取替 / 手摺の取付板設置 |
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まずはじめにトイレの取り外しから行います。
トイレに続く給水を止め、トイレの中の水を スポイトで吸い取り、
準備が整ったらタンク・便座・便器と順番に取り外します。
既設の便器が撤去されたら、 次は手すりの『後付け補強板』の設置です。
この手すりの補強板の設置は、
トイレ空間の奥から手前までに配置し、ビスを揉み込む必要があるため、
新しいトイレを設置した後だと繊細な作業ができません。
今回の手摺本体は縦に設置をするため、
手摺の上下の壁接地面に、合うように補強板を合計 2枚設置します。
棚の設置などから、上下でトイレ空間の奥行長さが異なるため、
正確に測量し、それに合わせて長さ調整をします。
補強板をトイレの奥と手前の木材(間柱)にビスで縫い留め、
また壁の中間あたりにはいっていた木材(筋違い)にもビスをもみこみます。
後付け補強板を設置したら、
トイレの取り付けに戻ります。
手摺本体は最後に設置しますが、その理由はまた後ほど。
新しいトイレ専用の排水管を床に設置するために、正確な測量を行います。
排水管を設置できたら、便器そのもを上から覆いかぶせるように 配置しますが…、
ここでも、両壁からの距離や、トイレ空間との並行性をしっかりと測量いたします。
人間の感覚は、そのmm単位の誤差をしっかりと認識できるほど優れています。
そのため、少しの誤差やシンメトリーでない状況は、
それを好む方でない限り、不快に感じてしまうためです。
しかっりとした測量が出来たら、便器の固定を行います。
ここまで来たら、ようやく手摺本体の設置です。
なぜこのタイミングで手摺本体を取り付けるのか。
それは、実際にお客様にトイレに座っていただきながら、
立ち上がる時に掴む 手すりの位置を決めていただく必要があるためです。
そのため、トイレそのものが設置出来なければ、
手すりの位置決めが出来ないのです。
お客様にご確認いただきながら手摺の位置を調整し、場所を決めます。
また 合わせてトイレのリモコン設置位置もご確認頂きます。
それぞれ設置ができたら、
最後にトイレの試運転です。
全ての機能ボタンを試して、
機能が問題なく 作動すれば トイレと手摺の設置の完了です。
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