【既設トイレの撤去】
トイレ撤去を始める前に、トイレへの給水を止めます。 また便器内の水を全て抜き取る
必要があるので、スポイトとバケツで空の状態にします。 便器内の水が全てなくなったら、
便器の撤去です。 情報から順に便座/タンク部/便器本体を取り外します。 取り外した部材を
持って屋内を移動する際に廊下に水が滴らない様、部材を袋に入れて運び出します。
トイレ空間内に残されるのは、給水バルブと排水管だけになります。
【床の部分開口と張り直し】
水が湿り床下地がボロボロになってしまった部分を開口します。 開口部の下側を支えるため
の根太を作成します。 新たにベニヤを重ね貼りして床と同じ高さ(レベル)に揃えます。
床下から立ち上がる給水管が通る穴を開けて、給水管を新設したら、あとは元の床と新しい
床との間の溝にパテを入れて平たんになる様に均します。
【床CFと壁クロスの貼替】
既設のCFとクロスをはぎ取ります。この際、薄い紙が下地についたり、凸凹した状態に
なったりしますが、極力それらをこそぎ取ります。 これらの凹凸が残っていると新しく
CFやクロスを張った際にそれが分かってしまうからです。 綺麗にはぎ取ったら、壁から
仕上げます。 のりでクロスを張り付け、中の空気を抜きシワを伸ばします。 床には、
専用の接着剤を全体に塗り込み、その上にシワが寄らない様に伸ばしながら設置します。
【排水管の撤去と新設】
古い排水管を撤去します。 新しいトイレには、それ専用の排水管がありますので、
それに交換します。 交換する際には、付属の設置ガイドをトイレに添えて、正確な測量を
基に設置位置を割り出します。
【新しいトイレの設置】
新しい排水管の上に覆いかぶせるように便器を乗せます。 便器を乗せたあと、再度壁からの
左右の距離が均等であるか、全体的な見た目に違和感がないかをしっかりと確認します。
確認が出来たら、機能部ウォッシュレット(便座部分)を設置してトイレ本体の完成です。
忘れてはいけないのが、壁リモコンの設置です。 便座に座り、手を伸ばした時に丁度良い
場所へリモコンを設置しましたら、試運転を行います。 各リモコンのボタンが問題なく
作動するか、登載されている機能が正常に動くか、一通り全ての機能を確認したら、
最後に、お客様へご説明差し上げまして、お引渡しとなります。
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